チグハグな競馬で7着
3日間開催となった先週末は、シンザン記念(GⅢ・芝1600m)とフェアリーS(GⅢ・芝1600m)と3歳重賞2レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返っていく。
シンザン記念でAIが本命に推奨したのはラスール。過去10年で「ルメール騎手×牝馬」は勝率66.7%、勝率50.0%の「中9週以上×牝馬」という好データに加え、馬主「シルクレーシング」も2勝と相性が良い点に期待してのものだった。
ラスールはパドックでやや力んでいるような雰囲気で2人曳き、宥めらながら隊列の一番後ろを周回していた。
そうした影響もあったのか、スタートで出遅れ。すぐさま中団まで巻き返したものの、2角で頭をあげるシーンも見られた。直線に向いても包まれて行き場をなくし、全てがチグハグな競馬で7着に終わった。
勝利したのは、好位のインでレースを進めたマテンロウオリオン。直線の坂下で1頭分空いたスペースを横山典弘騎手が上手く利用し、先頭へ。ゴール前はソリタリオに迫られたもののクビ差凌ぎ切り、初勝利をあげた前走の万両賞に続き連勝、重賞制覇を果たした。
2着から1.3/4馬身差の3着は内ビーアストニッシドと外レッドベルアームの際どい争いとなったが、4角9番手から差してきたレッドベルアームが制した。