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【AI予想回顧】シンザン記念はマテンロウオリオンが勝利 3歳重賞2レースのKAIBA予想結果

2022 1/11 17:00SPAIA編集部
イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

チグハグな競馬で7着

3日間開催となった先週末は、シンザン記念(GⅢ・芝1600m)とフェアリーS(GⅢ・芝1600m)と3歳重賞2レースが行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返っていく。

シンザン記念でAIが本命に推奨したのはラスール。過去10年で「ルメール騎手×牝馬」は勝率66.7%、勝率50.0%の「中9週以上×牝馬」という好データに加え、馬主「シルクレーシング」も2勝と相性が良い点に期待してのものだった。

ラスールはパドックでやや力んでいるような雰囲気で2人曳き、宥めらながら隊列の一番後ろを周回していた。

そうした影響もあったのか、スタートで出遅れ。すぐさま中団まで巻き返したものの、2角で頭をあげるシーンも見られた。直線に向いても包まれて行き場をなくし、全てがチグハグな競馬で7着に終わった。

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


勝利したのは、好位のインでレースを進めたマテンロウオリオン。直線の坂下で1頭分空いたスペースを横山典弘騎手が上手く利用し、先頭へ。ゴール前はソリタリオに迫られたもののクビ差凌ぎ切り、初勝利をあげた前走の万両賞に続き連勝、重賞制覇を果たした。

2着から1.3/4馬身差の3着は内ビーアストニッシドと外レッドベルアームの際どい争いとなったが、4角9番手から差してきたレッドベルアームが制した。

4角でバランスを崩す大きな不利

毎年混戦のレースとなるフェアリーSだが、過去2年の優勝馬はスマイルカナ、ファインルージュと桜花賞で波乱を演出している。そうした意味でも注目の一戦でAIは「前走東京芝1600m」など3つの好データに該当していたエリカヴィータを本命に推奨した。

スタートしてあまり行き足がつかなかったエリカヴィータは後方からのレースとなる。前半800mの通過は47.6と平均ペース、各馬一団となって4角へと差し掛かったが、大外から進出を図ろうとした矢先に内にいたスプリットザシーが外に斜行した影響で大きくバランスを崩す致命的な不利があり、10着という結果だった。

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そうした中で勝利したのは、スタートで後手を踏んで後方からのレースとなったM.デムーロ騎手騎乗のライラック。同馬は3角から進出を開始して4角は大外を回す競馬。最後の直線は内にもたれながらも石橋脩騎手が必死に矯正し伸びてきたスターズオンアースとの接戦をクビ差制した。

3着にはビジュノワールが入り、5番人気→1番人気→7番人気での決着となった。

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