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シニアの一角を崩せるか?フィギュアジュニア男子の注目選手

2017 12/1 15:33hiiragi
スケートシューズ
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全日本選手権への出場はならず、全日本ジュニア選手権8位山隈太一朗

山隈太一朗選手は、2000年04月14日生まれの17歳。2016年全国中学校スケート大会で優勝を飾ると、高校生となった2016年全日本ジュニア選手権で8位、2017年インターハイで6位に入り2017-2018シーズン強化選手Bに選ばれた。

2017-2018シーズンでは、ジュニアグランプリのオーストラリア大会に出場して10位。国内では全日本選手権を目標に、近畿選手権大会ジュニア男子2位、西日本ジュニア選手権大会2位と勝ち抜き、全日本ジュニア選手権出場を勝ち取った。しかしSPは7位で出遅れ、フリーでも8位と精彩がなく、総合8位で競技を終えたため、全日本選手権への出場は叶わなかった。

ジュニア選手権1位、ジュニア世代をリードする須本光希

須本光希選手は、2001年2月4日生まれの16歳。2015年、2016年と全日本選手権に出場して14位、13位と健闘した。強化選手Aに選ばれた2017-2018シーズンでは、ジュニアグランプリシリーズに出場し、ラトビア大会で初優勝を果たす。クロアチア大会でも4位に入り、12月7日開催のファイナル出場を確定させた。

国内では近畿大会、西日本大会とジュニア男子1位の成績で勝ち上がり、全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会に出場。SP、フリーともに1位を獲得し、全日本選手権への出場権を手に入れた。ジュニア世代では一歩抜け出した感がある。

中学生で全日本選手権9位の実績、今後が楽しみな三宅星南

三宅星南選手は、2002年3月26日生まれ、2017-2018シーズンを15歳で迎えた。まだ中学生だった2016年は、西日本ジュニア選手権6位、全日本ジュニア選手権6位の成績で、全日本選手権に出場して9位の成績を収めている。高校生になった2017-2018シーズンでは、ジュニアグランプリシリーズのオーストラリア大会に出場したものの、8位という結果だった。

国内の西日本ジュニア選手権を3位で通過すると、全日本ジュニア選手権ではSPを2位で通過、フリーは5位と順位を落としたが、総合2位の成績で全日本選手権への切符を手に入れた。

中学生で2年連続全日本選手権出場大器、壷井達也

壷井達也選手は、2002年12月17日生まれの中学生だ。2017年7月1日以前に15歳に達していないので、2017-2018シーズンに開催されるオリンピックやグランプリシリーズなどのシニアの国際大会には出場できない。

2016-2017シーズンは全日本ジュニア選手権で5位、全日本選手権では10位という成績を収めた。強化選手Bに選ばれた2017-2018シーズンは、ジュニアグランプリシリーズに出場し、ベラルーシ大会5位イタリア大会5位に入った。国内の西日本ジュニア選手権大会では5位という結果で、全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会に出場。SPは5位だったがフリーで2位と巻き返し、総合3位で全日本選手権への切符を手に入れた。前年10位を更新できるか注目したい。

2年連続ジュニア選手権7位、全日本選手権が遠い長谷川一輝

長谷川一輝選手は、2001年5月13日生まれの高校生だ。2016年全日本ジュニア選手権では7位になり、上位6名が推薦された全日本選手権への出場は叶わなかった。2017-2018シーズンは強化選手Bに選ばれ、全日本選手権出場を狙う。

2017年9月に行われた東北・北海道選手権大会のジュニア男子の部を1位、東日本ジュニア選手権大会を4位で通過して、全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会への出場権を手に入れた。SPは3位で乗り切り、今年こそはと思われたが、フリーでは10位に沈み総合は7位、あと一歩で全日本選手権出場はならなかった。

男子フィギュアはシニア世代に強豪が多く、ジュニア世代の活躍の場は限られている。シニア世代の一角を崩すことができるのは、どの選手だろう。