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東北楽天ゴールデンイーグルスの歴代開幕投手 早川隆久が初めての大役

2024 3/1 11:00SPAIA編集部
楽天の早川隆久,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

3月29日のホーム西武戦、4年目左腕・早川隆久に託す

楽天の開幕投手が早川隆久投手(25)に決定した。早稲田大からドラフト1位で入団して4年目を迎える25歳。昨季は田中将大が務めたが、2024年は飛躍が期待される左腕に新生・今江イーグルスの開幕マウンドを託す。

即戦力として入団したルーキーイヤーは9勝(7敗)をマークしたが、2年目の2022年は5勝9敗、昨季は6勝7敗と黒星が先行。今季は則本昂大がリリーフに転向し、田中将大はオフに右肘クリーニング手術を受けたこともあり、早川には自身初の2桁勝利と規定投球回到達が期待されている。

開幕戦は3月29日のホーム西武戦。対戦成績は3シーズン通算10試合で3勝4敗となっている。開幕ダッシュを決めるためにも早川にかかる期待は大きい。

では、これまで楽天の球団史ではどのような面々が開幕投手を務めてきたのだろうか。改めて振り返ってみたい。

楽天の歴代開幕投手一覧

球団が創設された2005年から歴代の開幕投手は以下の通りとなっている。

2005年 岩隈久志 
2006年 一場靖弘
2007年 岩隈久志
2008年 岩隈久志
2009年 岩隈久志
2010年 岩隈久志
2011年 岩隈久志
2012年 田中将大
2013年 則本昂大
2014年 則本昂大
2015年 則本昂大
2016年 則本昂大
2017年 美馬学
2018年 則本昂大
2019年 岸孝之
2020年 則本昂大
2021年 涌井秀章
2022年 則本昂大
2023年 田中将大
2024年 早川隆久

岩隈久志の5年連続が最長、則本昂大の7度が最多

歴史が浅いこともあり、これまでに開幕投手を務めたのは早川を含めても計8人。球団創設時にエースとして期待され入団した岩隈久志が、球団初の開幕投手を務めた。期待通り先発の柱となった右腕は、その後も2007年から2011年まで歴代最長となる5年連続で大役を務め、MLBのマリナーズへ移籍した。

回数では則本昂大の7度が最多。2013年、WBCの影響で当時エースの田中が開幕投手を回避したため、新人ながら大役を託された。その後も田中がMLBへ移籍したこともあり、2016年まで4年連続で務めると、2018、2020年、2022年と隔年で開幕投手に指名され、岩隈の6度を抜き歴代最多となった。

その他には、球団初ドラフト(2004年)の自由獲得枠で入団した一場靖弘、現在ロッテで活躍している美馬学、FAで西武から加入した岸孝之、現在は中日の涌井秀章がそれぞれ1度ずつ大役を務めている。

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