先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
6~8枠
【7-7-3-34】勝率13.7%、複勝率33.3%
4角2番手以内
【6-6-1-11】勝率25.0%、複勝率54.2%
芝で注意したい傾向
1~5枠
【2-2-6-53】勝率3.2%、複勝率15.9%
4角5番手以下
【0-2-6-63】勝率0.0%、複勝率11.3%
芝は外枠、前有利。内枠と外枠ではっきり明暗が分かれた。特に内回りだと6~8枠が【5-5-2-18】勝率16.7%、複勝率40.0%と良好だったが、1~5枠は【0-0-3-31】でなんと連対なしだった。
脚質も、逃げ先行が全9勝をあげ、差し追込0勝と両極端。外枠から先行するパターンが鉄板の週だった。
種牡馬別成績ではエピファネイア産駒が【1-1-2-3】とよく馬券に絡み、阪神大賞典ではブローザホーンが3着に入った。エピファネイア産駒の芝の通算成績では複勝率で東京や阪神が良好だ。
阪神は内回り【17-30-27-218】勝率5.8%、複勝率25.3%に対し、外回りが【39-41-34-257】勝率10.5%、複勝率30.7%と明らかに後者の方がいい。東京の成績も併せると、大回りの競馬場の方が走りやすいのかもしれない。
ダートのプラス傾向
7枠
【5-4-1-19】勝率17.2%、複勝率34.5%
先行
【7-10-6-34】勝率12.3%、複勝率40.4%
ダートで注意したい傾向
1枠
【0-3-3-15】勝率0.0%、複勝率28.6%
追込
【0-2-2-59】勝率0.0%、複勝率6.3%
ダートも外枠、前有利。芝ほどではないが、5勝をあげた7枠を中心に外枠が有利の状況だった。6枠も4勝だったが、大外の8枠は1勝どまり。外すぎるのは少し割引だ。
脚質も芝ほどではないが前優勢。中団の馬も6勝しており、後ろだからといっても勝負にならなかったわけではない。ただし、追込脚質の馬は2着2回まで。ある程度の位置はほしい。
リアルスティール産駒が【3-0-0-3】勝率50.0%と活躍。同産駒は通算で芝【108-89-85-645】勝率11.7%、複勝率30.4%、ダート【72-77-61-526】勝率9.8%、複勝率28.5%とどちらでも健闘している。阪神ダートなら単勝オッズ1桁が【10-6-4-14】勝率29.4%、複勝率58.8%に対し2桁以上が【0-3-2-39】勝率0.0%、複勝率11.4%と明暗がわかれる。実力が評価されている馬がいい。
傾向まとめ
芝:外枠、前有利。内回りは外枠、逃げ先行馬の天下
ダ:外枠、前有利。追い込むのは厳しい
特注データ
芝:エピファネイア産駒×外回り◎。大回りの競馬場の方がいい?
ダ:リアルスティール産駒は単勝オッズ10倍未満が吉
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