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【パ・リーグ死球ランキング】宗佑磨が最多、オリックスとロッテが上位独占

2021 11/26 07:00SPAIA編集部
オリックスの宗佑磨,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

13死球の宗佑磨は打率、本塁打、打点ともキャリアハイ

若手選手の進境著しいオリックスで、7年目の宗佑磨も今季台頭した一人だ。高い身体能力だけでなく、試合中に涙を流す感受性やガッツあふれるプレーに魅了されたファンも多いだろう。

その宗が文字通り、体を張ったことを証明するのが死球の多さ。今季12球団で最多の13死球を記録した。今季のパ・リーグ死球ランキングが下の表だ。

2021年パ・リーグ死球ランキング


宗はギニア人の父と日本人の母の間に生まれ、横浜隼人高から2014年ドラフト2位でオリックスに入団。今季は中嶋聡監督に開幕スタメンに抜擢され、外野手登録ながらサードのレギュラーに定着して139試合に出場した。

打率.272、9本塁打、42打点はいずれもキャリアハイ。主に2番として3番・吉田正尚、4番・杉本裕太郎へのつなぎ役を担ったが、10月12日のロッテ戦では、7回まで0点に封じ込まれていた小島和哉から8回に同点2ランを放つなど、ここ一番の勝負強さも持ち合わせている。

まだ25歳と若く、今後もオリックスを支える一人として、走攻守に期待できそうだ。

2位は荻野貴司、T-岡田と杉本裕太郎は10死球

2位は12死球のロッテ荻野貴司。トヨタ自動車から入団12年目の36歳だが、宗同様に体を張ってチームに貢献している。今季は143試合にフル出場し、リーグ6位の打率.296をマーク。24盗塁で盗塁王に輝き、自身2度目の2桁となる10本塁打、45打点を挙げた。来季もベテランは頼りになりそうだ。

3位には10死球で4人が並んだ。T-岡田は16年目の今季、115試合に出場。規定打席には届かず、打率.241、17本塁打、63打点だった。悪くはない成績だが、2010年の本塁打王としてもう一段上のレベルを望みたいところ。まだ33歳と老け込む年齢ではないだけに、来季は2017年以来の30発を期待したい。

同じくオリックスの杉本裕太郎も10死球だった。昨季までプロ5年間で通算9本塁打だった未完の大器「ラオウ」がついに覚醒。今季は32本塁打でタイトルを獲得した。来季はさらに厳しい内角攻めも予想されるが、不動の4番として活躍できればチーム成績もついてくるだろう。

中村奨吾とマーティンも3位タイ

ロッテの中村奨吾も10死球だった。早稲田大からドラフト1位で入団して7年目の今季は4年連続フル出場を果たし、打率.283、出塁率.382をマーク。マーティン、レアードの前を打ち、何度も得点にからんだ。来季こそ優勝するためには、初の打率3割が期待される。

中村の後を打つマーティンも10死球だった。来日3年目の今季は116試合出場で27本塁打、75打点。レアードと強力なクリーンアップを形成した。ただ、打撃成績をコース別に集計したSPAIAのデータでは内角低めが.094、内角高めが.158と打率が低く、内角攻めが死球の多さにつながっていると見られる。来季以降の課題だろう。

死球ランキングの上位は、最後まで優勝を争ったオリックスとロッテが独占した。死球は自力で増やせるものではないとはいえ、体を張った結果がチーム成績に反映されたとすれば、当人たちも報われるだろう。

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