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「プロ野球年間最優秀バッテリー賞」パ候補3組の詳細データ

2020 11/6 17:07SPAIA編集部
楽天の涌井秀章ⒸSPAIAオリックスの山本由伸ⒸSPAIAソフトバンクの千賀滉大Ⓒゲッティイメージズ

ⒸSPAIA,Ⓒゲッティイメージズ

「ファンの声」として選考委員会に提出

「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞powered byDAZN」で毎月、最優秀バッテリーを表彰しているDAZNは、スポーツニッポン新聞社が制定する年間表彰の選考資料として提出する候補バッテリーをセ・パ両リーグから各3組発表した。

月間表彰と同様にセ・リーグは多村仁志氏、パ・リーグは中村紀洋氏を選考委員長とし、DAZNの公式Twitterでユーザーによる投票を実施。投票結果をスポニチの選考委員会に「ファンの声」として届ける。対象期間は2020年の開幕から10月22日まで。

楽天・涌井秀章―太田光(RSAA=16.1)

パ・リーグの候補1組目は楽天の涌井秀章―太田光のバッテリー。今季は12試合でバッテリーを組み、防御率2.33。81イニングで77三振を奪った。涌井―太田バッテリーのRSAA(同じイニング数で平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標)はパ・リーグ3位の16.1となっている。

涌井は開幕8連勝を飾って、巨人・菅野智之とともにシーズン前半のプロ野球界を盛り上げた。自身4年ぶりの2桁となる11勝をマークしている。

中村氏は「涌井投手は10月22日の時点でパ・リーグトップの11勝。太田捕手は9月に怪我を負うまで、正捕手としてチームを支えた」と2人の活躍を称えた。

>楽天・涌井秀章―太田光バッテリー

オリックス・山本由伸―伏見寅威(RSAA=19.5)

2組目はオリックスの山本由伸―伏見寅威のバッテリー。2人は7試合でバッテリーを組み、防御率0.87をマークした。52イニングで63三振と奪三振率も高い。山本―伏見バッテリーのRSAAはパ・リーグ1位の19.5となっている。

昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得した山本は、今季もハイレベルな投球を披露。今やパ・リーグを代表する投手の一人となった。伏見も打率.289と捕手ではリーグ1位の打率を残している。

中村氏は「山本由伸投手と伏見捕手のバッテリーは10月22日時点で防御率は驚異の0.87と圧倒的な数値を残した」と賞賛している。

オリックス・山本由伸―伏見寅威バッテリー

ソフトバンク・千賀滉大―甲斐拓也(RSAA=12.4)

3組目の候補はソフトバンクの千賀滉大―甲斐拓也のバッテリー。2人は16試合でバッテリーを組み、防御率2.49をマークした。105イニングで128三振を奪い、RSAAはパ・リーグ5位の12.4となっている。

千賀は開幕は出遅れたものの徐々に調子を上げ、リーグ優勝に貢献。甲斐は強肩だけでなく、捕手ではリーグ1位の9本塁打、同2位の28打点と打撃面も光った。中村氏は「千賀投手と甲斐捕手のバッテリーは安定した数値を残している」とコメントしている。

ソフトバンク・千賀滉大―甲斐拓也バッテリー

データ提供:データスタジアム

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