開幕巨人戦で6回無失点と好投もサヨナラ負けした奥川

ヤクルト・奥川恭伸が15日の阪神戦(松山)に先発する。
今季は開幕投手に抜擢され、3月28日の巨人戦で6回無失点と好投したがチームはサヨナラ負け。前回4月6日の中日戦は5回5失点で降板し、いまだ未勝利、防御率4.09の成績が残っている。
そこから中8日空けて今季3度目のマウンド。昨年6月14日のオリックス戦で980日ぶりの先発勝利を挙げた右腕だが、完全復活をアピールするためにもそろそろ結果が欲しいだろう。
昨季の阪神戦は2試合に登板して1勝1敗、防御率2.70。6月29日は5回2安打1失点で勝利投手、7月10日は5回3安打2失点で敗戦投手となったが、いずれも内容は悪くなかった。
16日の移動日を挟んで17日は神宮で阪神と戦う変則日程のヤクルト。現在は勝率5割だが、先週の甲子園で371日ぶりの貯金1を記録した阪神戦で、再び貯金生活に入りたい。
前回ヤクルト戦は8回1失点の好投も敗戦投手となった才木
一方の阪神は才木浩人が先発する。昨季13勝を挙げた右腕は今季2試合に登板していずれも黒星。前回8日のヤクルト戦は8回1失点の好投だったが、味方打線の援護なく完封負けを喫した。
189センチの長身から投げ下ろすストレートは平均150.8キロ。落差の大きいフォークとキレのいいスライダーを駆使する投球は健在だ。
ヤクルト戦は昨季も7試合で3勝1敗、防御率2.51と好相性。二軍調整中の村上宗隆は17日にも復帰する可能性が報じられているが、主砲不在のうちに初勝利をもぎ取りたい。
昨季も日曜日は9勝1敗ながら火曜日は2勝2敗と苦しんだ才木。先発ローテーションの軸となる火曜日に勝って存在感を示したい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・井上温大-DeNA・A.ジャクソン(東京ドーム)
広島・J.ドミンゲス-中日・K.マラー(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
ロッテ・種市篤暉-日本ハム・伊藤大海(ZOZOマリン)
オリックス・髙島泰都-西武・髙橋光成(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・L.モイネロ-楽天・藤井聖(みずほPayPay)
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