歴代1位は松井秀喜の175本塁打
メジャーリーグの2022年レギュラーシーズンが終了した。エンゼルスの大谷翔平は打率.273、34本塁打、95打点をマーク。投げては15勝を挙げ、ベーブ・ルース以来104年ぶり2人目の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成し、史上初めて規定打席&規定投球回に到達した。
広島で6年連続3割25本塁打をマークし、ポスティングシステムでカブス入りした鈴木誠也は、打率.262、14本塁打、46打点をマーク。メジャー1年目はケガで離脱した時期もあったが、まずまずの成績だろう。
メジャー挑戦した日本人選手は投手の方が多く、野手でもイチローや松井稼頭央のようなアベレージヒッターの方が活躍している。パワーで劣る日本人がメジャーで本塁打を量産するのは並大抵のことではない。日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングが下の表だ。
歴代1位は松井秀喜の175本塁打。2003年からヤンキースでプレーし、メジャー2年目の2004年には31本塁打を放った。2021年に大谷が46本塁打を放つまでは日本人のシーズン最多記録だった。
その後も2005、2007、2009、2010年にも20本塁打以上をマーク。レイズに移籍した2012年に引退するまで日米通算507本塁打を放った。
今季の活躍で2位に躍り出たのが大谷だ。2022年終了時点でメジャー通算127本塁打。松井にも48本差となっており、2021年を上回るハイペースで打ち続ければ2023年中、遅くとも2024年には松井を超えて日本人最多となりそうだ。
ちなみに日本ハム時代は48本塁打を放っており、日米通算では175本塁打。今後どこまで記録を伸ばすのか、楽しみは尽きない。
3位が117本塁打のイチロー。2001年から2019年までMLB19年で通算3089安打など輝かしい実績を残した。本塁打はオリックス時代に118本を放っており、日米通算では235本塁打を記録している。