「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

MLB日本人メジャーリーガー通算本塁打ランキング、大谷翔平は松井秀喜をいつ超える?

2022 10/12 11:00SPAIA編集部
エンゼルスの大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

歴代1位は松井秀喜の175本塁打

メジャーリーグの2022年レギュラーシーズンが終了した。エンゼルスの大谷翔平は打率.273、34本塁打、95打点をマーク。投げては15勝を挙げ、ベーブ・ルース以来104年ぶり2人目の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成し、史上初めて規定打席&規定投球回に到達した。

広島で6年連続3割25本塁打をマークし、ポスティングシステムでカブス入りした鈴木誠也は、打率.262、14本塁打、46打点をマーク。メジャー1年目はケガで離脱した時期もあったが、まずまずの成績だろう。

メジャー挑戦した日本人選手は投手の方が多く、野手でもイチローや松井稼頭央のようなアベレージヒッターの方が活躍している。パワーで劣る日本人がメジャーで本塁打を量産するのは並大抵のことではない。日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングが下の表だ。

日本人のMLB通算本塁打ランキング


歴代1位は松井秀喜の175本塁打。2003年からヤンキースでプレーし、メジャー2年目の2004年には31本塁打を放った。2021年に大谷が46本塁打を放つまでは日本人のシーズン最多記録だった。

その後も2005、2007、2009、2010年にも20本塁打以上をマーク。レイズに移籍した2012年に引退するまで日米通算507本塁打を放った。

今季の活躍で2位に躍り出たのが大谷だ。2022年終了時点でメジャー通算127本塁打。松井にも48本差となっており、2021年を上回るハイペースで打ち続ければ2023年中、遅くとも2024年には松井を超えて日本人最多となりそうだ。

ちなみに日本ハム時代は48本塁打を放っており、日米通算では175本塁打。今後どこまで記録を伸ばすのか、楽しみは尽きない。

3位が117本塁打のイチロー。2001年から2019年までMLB19年で通算3089安打など輝かしい実績を残した。本塁打はオリックス時代に118本を放っており、日米通算では235本塁打を記録している。

右打者では城島健司の48本塁打が最多

4位は城島健司の48本塁打。5位の井口資仁が44本塁打で続く。城島はマリナーズ移籍1年目の2006年に、自身1シーズン最多の18本塁打。井口はホワイトソックス移籍1年目の2005年に15本塁打を記録し、2年目に1シーズン最多の18本塁打を放った。

6位以下は福留孝介の42本塁打、青木宣親の33本塁打、松井稼頭央の32本塁打、新庄剛志の20本塁打、田口壮の19本塁打と続く。福留は日本で285本塁打、日米通算327本塁打をマークしてユニフォームを脱いだ。

日米の野球ファンの期待を背負う大谷と鈴木。今後もアメリカの空に何本ものアーチを架けて、本場のファンを魅了してほしい。

【関連記事】
日本人投手のメジャー通算勝利ランキング、ダルビッシュMLB100勝&日米通算200勝見えた
日本人メジャーリーガーのMLB奪三振数ランキング、大谷翔平は歴代何位?
大谷翔平が挑む規定打席&規定投球回のWクリア 過去MLB、NPBで達成した選手は?