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日本人投手のメジャー通算勝利ランキング、ダルビッシュが2人目の100勝狙う

2021 9/13 06:00SPAIA編集部
パドレスのダルビッシュ有,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

野茂英雄以来のMLB100勝見えた

パドレスのダルビッシュ有が8日のエンゼルス戦で6回1失点の好投を見せ、8勝目を挙げた。6月21日以来2カ月半ぶりの白星で、メジャー通算79勝。黒田博樹と並んで日本人のMLB通算勝利数2位タイとなった。

エンゼルス大谷翔平との対戦は実現しなかったが、昨季8勝で日本人初の最多勝に輝いた右腕は、野茂英雄以来2人目のメジャー通算100勝、さらに日米通算200勝も視界に捉えている。日本人投手のメジャー通算勝利ランキングが下の表だ。

日本人投手のメジャー通算勝利ランキング


野茂英雄が1995年にメジャー挑戦して以来、これまで多くの投手が海を渡ったが、MLBだけで100勝を挙げたのは野茂だけだ。近鉄で5シーズンしか経験せず26歳という若さで移籍したこともあり、2008年の引退まで14年間をアメリカで過ごした。今後、野茂を超える成績を残す投手は簡単には現れないだろう。

現役メジャーリーガーでは前田健太が59勝で2位

ランキング上位に並ぶ投手は日本で100勝以上を挙げた投手が多い。MLB通算79勝の黒田博樹は33歳になる2008年にFAでドジャース移籍。ヤンキースを退団するまで7シーズンで通算79勝79敗の成績を残した。

田中将大は楽天でシーズン無敗の24連勝という驚異的な成績を置き土産に、2014年からヤンキースのピンストライプのユニフォームに袖を通した。昨オフに退団するまで6年連続2桁勝利をマークし、通算78勝46敗の成績を残している。日米通算181勝を挙げており、200勝に最も近い投手と言えるだろう。

岩隈久志は楽天からFAでマリナーズに移籍し、3度の2桁勝利をマークするなど歴代5位のメジャー通算63勝。巨人では一度も一軍登板できないまま、昨オフに引退した。

現役メジャーリーガーでダルビッシュに次ぐのは前田健太。広島からポスティングシステムでドジャース入りし、ツインズ移籍後も含めて6シーズンで計59勝を挙げている。今季も6勝を挙げたが、9月1日に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。

今季限りの引退を表明している松坂大輔は、2007年にポスティングシステムでレッドソックスに移籍し、いきなり15勝をマーク。翌2008年も18勝を挙げたが、以降はケガに苦しみ、メジャー8年で通算56勝だった。輝かしい実績を残してきた「平成の怪物」も日米通算200勝に到達することなくユニフォームを脱ぐ。

19位タイの大谷翔平はどこまで伸ばすか

歴代8位のメジャー通算51勝を挙げた大家友和は、上位にランキングされる投手の中では日本での実績が最も乏しい。京都成章高から1993年ドラフト3位で入団した横浜では1勝を挙げただけだったが、1999年にレッドソックスとマイナー契約。そこからMLB5球団を渡り歩いて通算51勝をマークした。2010年には横浜に復帰して7勝を挙げている。

オリックス時代に先発として活躍した長谷川滋利は、毎年のように契約更改交渉の席でメジャー挑戦希望を訴え、1997年に念願叶って金銭トレードでエンゼルスに移籍。まだポスティングシステムのない時代だった。マリナーズに移籍後の2005年に引退するまで、日本人最多のメジャー通算517試合に登板し、45勝44敗33セーブ83ホールドの成績を残した。

ここまで全員が右腕だが、歴代10位にようやく左腕の石井一久がランクイン。ドジャースとメッツで4シーズンを過ごし、通算39勝34敗。日米通算では182勝を挙げ、現在は楽天の監督を務めている。

以下、11位は38勝の岡島秀樹、12位は34勝の伊良部秀輝、13位は32勝の吉井理人、14位は22勝の上原浩治、15位タイが21勝の斎藤隆と田澤純一、17位に16勝のマック鈴木、18位に14勝の高橋尚成、19位タイに13勝の大塚晶文と大谷翔平と続く。

大谷は今季ここまで9勝を挙げており、1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」が期待されている。本塁打だけでなく、投手としても今後どこまで白星を積み上げるか楽しみだ。

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