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日本人メジャーリーガーの開幕投手一覧、2年連続大役の大谷翔平は4人目の勝利なるか

2023 2/21 06:00SPAIA編集部
エンゼルスの大谷翔平,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平がアスレチックスとの開幕戦登板へ

MLBエンゼルス・大谷翔平が3月30日(日本時間31日)に敵地オークランドのアラメダ・カウンティ・コロシアムで行われるアスレチックスとの開幕戦に先発する。

メンバー入りしている第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)で決勝進出すれば3月21日(日本時間22日)まで日本代表として戦うことになるが、そこからチームに合流して大役に備えることになる。フィル・ネビン監督が厚い信頼を寄せている証拠だろう。

開幕投手は昨季に続いて2度目。アスレチックス戦は昨季4試合に登板して2勝2敗だが、防御率1.09と相性は良い。同学年の藤浪晋太郎が今季からアスレチックスに加入したため、いきなり投げ合いが見られる可能性もある。

これまで開幕投手を務めた日本人メジャーリーガー7人は以下の通りとなっている。

日本人メジャーリーガーの開幕投手


初の大役を担ったのは日本人メジャーリーガーのパイオニア野茂英雄だった。タイガース時代の2000年4月3日アスレチックス戦、7回3安打3失点で見事に勝利投手となった。

さらにドジャーズ時代の2003年3月31日ダイヤモンドバックス戦では、通算303勝を挙げたランディ・ジョンソンと投げ合って9回被安打4の完封勝利。翌2004年もパドレスとの開幕戦に先発して5回7失点で敗戦投手となったが、計3度の開幕投手を務めた。

田中将大は4度の開幕投手

松坂大輔もレッドソックス時代に開幕マウンドに立っている。2008年3月25日に東京ドームで行われたのアスレチックス戦、5回2安打2失点で勝ち負けはつかなかったが、チームの勝利に貢献した。同年はその後開幕8連勝を飾るなど、18勝をマークした。

黒田博樹はドジャーズ時代の2009年4月6日パドレス戦に先発し、5.2回4安打1失点で勝利投手となった。ただ、その直後に左脇腹痛で故障者リスト入りし、同年は8勝どまりだった。

ヤンキース時代の田中将大は計4度も開幕投手を務めている。メジャー2年目だった2015年4月6日ブルージェイズ戦は4回5失点で敗戦投手。翌2016年4月5日アストロズ戦は5.2回2失点で勝ち負けはつかなかった。

さらに2017年4月2日レイズ戦で3年連続開幕投手を務めたが、2.2回7失点で敗戦投手。4度目となった2019年3月28日オリオールズ戦では5.2回2失点でようやく自身初の開幕勝利をつかんだ。

ダルビッシュ有は3度の大役も未勝利

5人目はダルビッシュ有。レンジャーズ時代の2017年4月3日インディアンス戦で6.1回4安打4失点で勝利投手の権利を手にしていたが、リリーフが打たれて白星はつかなかった。

パドレスに移籍した2021年4月1日ダイヤモンドバックス戦では4.2回8安打4失点で勝敗はつかず。2022年4月7日のダイヤモンドバックス戦では2年連続の開幕投手を務め、6回無安打無失点と完璧な投球だったが、リリーフが逆転を許して白星はつかなかった。

日本人6人目の栄誉となったツインズ前田健太は2021年4月1日ブルワーズ戦に登板し、4.1回6安打2失点で勝ち負けはつかなかった。

2022年4月7日のアストロズ戦でメジャー7人目の日本人開幕投手となった大谷は、4.2回4安打9奪三振1失点で敗戦投手。これまで開幕戦で白星を手にした日本人投手は3人だけだ。大谷は打って投げて、史上4人目の開幕勝利をつかめるか注目される。

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