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【高松宮記念】香港スプリント組は好走馬より逆襲を狙え 複勝率66.7%データがトウシンマカオとルガルを後押し

2025 3/30 09:00SPAIA編集部
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ローテーションに見られる特徴は?

30日に中京競馬場で高松宮記念(GⅠ・芝1200m)が開催される。

前年覇者のマッドクールに昨秋のスプリンターズS勝ち馬ルガル、2023年のスプリンターズS優勝馬ママコチャといったスプリントGⅠ馬が集い、ほかにも悲願のGⅠ獲りがかかるナムラクレアや、昨年の香港スプリントで日本馬最先着の3着だったサトノレーヴといった実力馬も登場。大注目の一戦となる。

ここでは過去10年のデータを基にして、ローテーションに見られる特徴を探っていく。


高松宮記念、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


過去10年で最も多く勝ち馬を出しているのが「前走シルクロードS」で、その成績は【5-2-0-25】勝率15.6%、複勝率21.9%となっている。

前走シルクロードSで連対した馬は【3-1-0-9】勝率23.1%、複勝率30.8%の好成績で、2023年はファストフォース(前走2着)とナムラクレア(前走1着)によるワンツー決着だった。今年も勝ち馬のエイシンフェンサーは見逃せない。

好走率では「前走香港スプリント」も【2-0-1-5】勝率25.0%、複勝率37.5%の好成績。こちらは3着以内【1-0-0-2】(勝率、複勝率33.3%、単回収率200%、複回収率70%)よりも6着以下【1-0-1-1】(勝率33.3%、複勝率66.7%、単回収率320%、複回収率153%)が狙い目だ。今年のメンバーで言うと3着に好走したサトノレーヴより、9着トウシンマカオや11着ルガルの巻き返しに期待したい。

このほか、阪急杯組【1-2-3-34】は直近3年で馬券圏内が一度もない点が気がかりだが、今年は変則開催によって例年と異なる京都での開催となった(もとは阪神開催)。流れは変わるか、勝ち馬カンチェンジュンガや2023年の高松宮記念で13番人気3着と激走したトゥラヴェスーラらが出走する。

最後にオーシャンS組【1-1-4-52】は分母も多く勝率1.7%、複勝率10.3%と低調に映るが、複回収率は223%を誇る。こちらは1着馬が【0-0-0-9】に対して2着馬が【1-1-1-6】単回収率308%、複回収率211%と明暗くっきり。勝ち馬ママコチャにとっては厳しく、2着馬ペアポルックスにとっては嬉しいデータといえる。

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