「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

水球の基本ルール紹介

2016 11/10 10:16
水球
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by BrunoRosa/Shutterstock.com

水球は観戦していても水面下で行われていることがハッキリと見えづらいため、初めて観るには判りづらいスポーツであるかもしれません。しかし海外でも依然として人気のあるスポーツ。少しルールを覚えておくと、今後の観戦をより楽しむことができると思います。ここでは簡単にルールをご紹介します。

“水中の格闘技”水球のルールについて知りましょう

水球は“水中の格闘技”であるという言葉を聞いたことはありませんか?水面より上に見えているのは上半身だけなので分かりづらいですが、実は水中では乱闘が起きていると言ってもいいほど激しいんです。では、水球のルールについて簡単に紹介していきます。
まず、試合の仕方についてですが、両チームゴールキーパーを含めて合計7名で戦います。また戦う選手は、そのチームごとに白か青の帽子をかぶることが義務づけられます。ゴールキーパーだけは、赤の帽子をかぶります。試合は、1クォーター(1Q)8分で4Qまで行います。競技としては、相手のゴールにボールを投げ入れると1得点入り、終了時に特典が多い方が勝利という流れとなります。

水球についての豆知識 意外に広いコートの大きさ

意外と知らない水球についての知識についてご紹介します。水球で戦うコートの大きさは、縦30m、横20m、そして水深は2mです。真ん中にハーフラインが引かれ、そしてゴールライン手前2mには黄色のラインが引かれます。また、ゴールのサイドにも入水ゾーンがあるのです。これだけ広いコートを泳いでパスしてボールを追いかけるのですから、相当の体力が必要な競技です。

水球の試合形式は?

水球の試合は8分4Qで行います。得点が入ったりファールになった時には、審判が笛を吹き、試合を止めます。1Qと3Qのインターバルには2分の休憩時間が、2Qのハーフタイム時には5分の休憩時間が与えられます。このハーフタイムの時にコートチェンジと選手交代を行うことができます。4Q終了時点で同点の場合は、延長戦が設けられます。攻撃する際には攻める時間が決められており、ボールを奪取した時から30秒間でシュートまで持っていく必要があります。
攻守の切り替えが速いため一瞬のプレーで形勢が変わるスポーツともいえます。

水球の反則とは①

水球の反則にはどういうものがあるのか紹介していきます。
ボールを持っている相手に突撃してぶつかった場合は反則にはなりませんが、ボールを持っていない相手にぶつかっていくのは反則になります。このあたりはサッカーと一緒ですね。軽度の反則の場合は、オーディナリーファールといい、相手選手のフリースローから試合が再開されます。これに対して、故意に相手を妨害するような悪質な反則のことをパーソナルファールといい、退水や永久退水を命じられてしまうのです。

水球の反則とは②

水球の反則にも2種類あります。例えば、相手がボールを奪いに来た時にボールを水中に沈めてしまったり、両手同時にボールに触れてしまうことはNGです。その際は相手側にボールの支配権が移り、フリースローから試合が再開されます。この時には味方にパスすることもできますし、そのまま直接ゴールを狙うこともできるなど、攻めのバリエーションが増えることになります。
また、サッカーのイエローカードやレッドカードと同様に、水球にも悪質なファールの場合はペナルティが与えられ、一定時間試合に出ることができなくなる退水というルールが適用されます。

まとめ

以上、簡単に水球についてのルールや反則など流れをまとめてみました。ルールを大まかにわかっていれば、いつでも試合をみて楽しめますので、ぜひ参考にしてみてください。水中の格闘技というだけあり、迫力あるプレーを堪能できますよ。