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平昌パラリンピックを応援しよう!オリンピック競技との違いを解説

2018 3/9 10:28hiiragi
平昌パラリンピック 三澤拓
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Ⓒゲッティイメージズ

日本人の得意種目、メダルラッシュも期待できるスキー競技

平昌オリンピックの雪上競技はアルペン、クロスカントリー、ジャンプ、ノルディック複合、フリースタイル、スノーボードにバイアスロンを加えた計7競技が行われた。平昌パラリンピックでは、アルペン、クロスカントリー、スノーボード、バイアスロンの4競技が行われる。

・アルペン
滑降(ダウンヒル)、スーパー大回転(スーパーG)、大回転(ジャイアントスラローム)、回転(スラローム)、スーパー複合(スーパーコンビ)の5種目。男女別にスタンディング(立位)、シッティング(座位)、ビジュアリーインペアード(視覚障がい)のカテゴリーに分かれて、タイムを競う。それぞれのカテゴリー内でも障がいの程度に応じてクラス分けされ、クラスごとに決められた係数を掛けて、ハンディをなくす。用具の進歩もめざましい。シッティング用のチェアスキーで人間のひざと同様に衝撃を和らげるサスペンションや、風の抵抗を少なくするカウルなど、様々な工夫がなされているのだ。2014年ソチパラリンピックでは、男子滑降シッティングで狩野亮選手が金メダル、鈴木猛史選手が銅メダル。男子スーパー大回転シッティングで狩野選手が金メダル、森井大輝選手が銀メダル。男子回転シッティングで鈴木選手が金メダルと、大活躍だった。平昌パラリンピックには、ソチメダリスト全員を含む男女9名が出場する予定。メダルラッシュの再現を期待したい。

・クロスカントリー
「雪上のマラソン」ともいわれるクロスカントリー。スキーを左右平行に保って前進するクラシカルや、走法に指定のないフリーなど、決められた走法と距離でタイムを競う。アルペンと同じくスタンディング、シッティング、ビジュアリーインペアードに別れ、個人戦だけでなくリレーもある。ソチパラリンピックでは、新田佳浩選手がクラシカル20kmスタンディングで4位に入賞した。平昌パラリンピックでは新田選手を含む男女9名が出場を予定している。

・スノーボード
バンクドスラロームとスノーボードクロスの2種目が行われる。バンクドスラロームは、傾斜のついたカーブなどがあるコースを3回滑り、最も速いタイムで順位を競う。スノーボードクロスは予選ラウンドでタイムを競い、決勝ラウンドでは2名ずつの勝ち抜き戦で勝敗を決める、最後まで気が抜けない競技だ。スタンディングカテゴリーの選手が、障がいの種類や程度によって男子3クラス、女子2クラスに分かれて順位を競う。ソチパラリンピックにデモ種目として登場し、平昌パラリンピックから正式種目として採用された。平昌パラリンピックでは、3名が出場を予定している。

・バイアスロン
クロスカントリーに射撃を加えた競技で、男女とも距離別にショート、ミドル、ロングの3種目。スタンディング、シッティング、ビジュアリーインペアードのカテゴリー別に勝敗を競う。射撃用のライフルは、スタンディングとシッティングがエアライフル。ビジュアリーインペアードは、銃口が的に向いたとき音が流れるビームライフルを使用。ソチパラリンピックでは、久保恒造選手がショートのシッティングで銅メダルを獲得した。平昌パラリンピックでは、クロスカントリーの選手が出場を予定している。

2大会ぶり出場でメダルの期待がかかる「氷上の格闘技」パラアイスホッケー

平昌パラリンピックでは、ソリを使った競技やスケート競技は行われず、パラアイスホッケーと車いすカーリングが行われる。

・パラアイスホッケー
アイスホッケーと同じリンクで行われ、スピード感溢れる激しいぶつかり合いは「氷上の格闘技」と呼ばれるほどだ。「スレッジ」と呼ばれる専用のソリに乗って、下肢に障がいのある選手が行う。1チーム6名で男女混合可。1ピリオド15分、3ピリオド45分で試合が行われる。日本は2010年バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得したが、ソチパラリンピックには出場できなかった。2大会ぶりの出場となった平昌パラリンピックでメダルを目指す。

・車いすカーリング
車いす使用者によるカーリング。ブラシで掃くスウィーピングや助走はなく、手や棒状の「キュー」といわれる道具を使ってストーンを投げる。1チーム4名(女子選手を必ず含む)、1試合8エンド(1エンドは1チーム4人×2ストーン)。ストーンをハウスの中心に最も近づけたチームが、そのエンドの勝者となる。日本はまだ、車いすカーリングでパラリンピック出場を果たしておらず、4年後の北京パラリンピック出場を目指している。

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