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日本フィギュア界の歴史!全日本選手権歴代優勝者

2017 10/13 10:05hiiragi
figure skating japan
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全日本選手権9回優勝、3回転ジャンプ伊藤みどり選手

伊藤みどり選手は1980年3月、小学校4年生で全日本ジュニア選手権に優勝すると、その年の全日本選手権では3位に入賞して、天才少女と注目を集めた。その後1984年第53回全日本選手権で初優勝を飾り以降8連覇を達成と、計9回の優勝に輝き一時代を築いた。

その間1988年にはカナダのカルガリーオリンピックで5位入賞を果たすと、1992年のフランスのアルベールビルオリンピックでは銀メダルに輝き、冬季オリンピック女子史上2人目のメダル獲得となった。また1989年のパリで行われた世界選手権では、日本人で初めてとなる世界チャンピオンの座を射止めた。

類まれなジャンプ力を持ち、3回転ジャンプに挑戦して女子では世界初の3回転アクセルを成功させている。

トリノオリンピック金メダル、イナバウアー荒川静香選手

荒川静香選手は1996年第65回全日本選手権に初出場で2位に入賞すると、翌66回大会から2連覇を果たした。

この時優勝を争ったのが村主章枝選手で2人のライバル対決は2006年まで続き、1位2位フィニッシュは5回を数える。1998年の長野オリンピック以来の出場となった2006年のトリノオリンピックでは、SPで3位に着けるとフリーでは自己最高点で1位となり金メダルを獲得した。

この時使った技の一つイナバウアーは上体を後ろに反らせる特徴的な演技だったため、モノマネが大流行して、2006年の流行語大賞を受賞した。

幻のオリンピック代表、織田信成選手

織田信成選手は2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権に優勝すると、シニアではグランプリシーズのスケートカナダで3位入賞、NHK杯では初優勝と頭角を現し、トリノオリンピック最終予選となる全日本選手権に出場した。

最初織田選手の優勝と発表され表彰式まで行われたが、採点ミスが見つかったとして高橋大輔選手の優勝に訂正された。結果トリノオリンピックは補欠となり、出場ができなかった。それでも世界選手権と四大陸選手権の出場権は獲得し、世界選手権では4位になり四大陸選手権では優勝を果たした。

その後2008年の全日本選手権で初優勝を果たし、2010年バンクーバーオリンピックにも出場している。

度々の年齢制限、天才少女浅田真央選手

浅田真央選手の全日本選手権への初出場は、2002年の小学校6年生の時だった。当然年齢制限に抵触して特例として出場している。以降14年回毎回欠かさず出場してきた。

トリノオリンピックの選考会を兼ねた2005年大会では村主選手に次ぐ2位に入ったが、年齢制限でオリンピックの出場はならなかった。翌2006年から全日本選手権には4連覇を果たし、都合6回の優勝に輝いている。

初出場となった2010年バンクーバーオリンピックでは優勝を期待されたが、韓国のキム・ヨナ選手に敗れ優勝は成らなかった。グランプリファイナル4回優勝など、日本の女子フィギュア界をリードしてきたが2017年引退を表明した。

ソチオリンピック優勝、絶対王者羽生結弦選手

羽生結弦選手は2008年に全日本選手権に初出場を果たし、成績は8位だった。初優勝を挙げた2012年大会はショートプログラムで1位に立つと、フリーでは当時の王者高橋大輔選手の猛追を振り切り逃げ切った。

以降2015年まで4連覇を成し遂げたが、2016年はインフルエンザで欠場を余儀なくされた。2017年大会へは特例でシード選手として出場が決まっている。

2014年ソチオリンピック優勝、2014年、2017年の世界選手権に優勝、グランプリファイナル4連覇中と活躍を重ね、2018平昌オリンピックでの期待も高い。