プロ初勝利から5連勝中の荘司康誠

楽天の2022年ドラフト1位・荘司康誠が開幕2戦目の西武戦(楽天モバイル)に先発する。
2年目右腕は、昨季7月5日にプロ初勝利をマークすると、そこから負けなしの5連勝。ルーキーイヤーは19試合に先発し、109.2イニングを投げて防御率3.36と先発ローテの一角として十分な活躍を見せた。
オープン戦は4試合に登板し、計12.2イニングで自責点0(失点は2)と好投。9日の日本ハム戦(静岡)で右膝の違和感により1回で緊急降板し、その翌週の先発を回避したが、23日の巨人戦(東京ドーム)で3.2イニング無失点に抑え、開幕ローテに滑り込んだ。
昨季、西武とは自身2度目の先発となった4月30日(ベルーナドーム)に1度対戦し、5回107球7安打2失点。勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りたが、後続の投手が打たれてプロ初勝利とはならなかった。
開幕投手を務めた早川隆久とともに今季はエース級の働きが期待されている23歳。プロ初勝利からの連勝をさらに伸ばすとともに、今江敏晃監督に初白星を届けることができるか注目だ。
3年連続開幕ローテ入りの隅田知一郎
一方、西武の先発は隅田知一郎。2021年のドラ1左腕は昨季、22試合に先発して9勝10敗、防御率3.44をマーク。惜しくも2ケタ勝利には届かなかったが、8月9日の日本ハム戦でプロ初完封勝利を飾るなど、安定した投球を見せていた。
今季もキャンプから順調に調整を重ね、侍ジャパンの一員として臨んだ7日の欧州代表戦(京セラD大阪)では、5番手として登板し、3者連続3球三振を含む4奪三振でパーフェクト投球を披露。オープン戦では2試合に登板、計9イニングを投げて13奪三振1失点と文句なしのピッチングで、3年連続となる開幕ローテを勝ち取った。
楽天戦は昨季6試合に先発して2勝2敗、防御率3.44とまずまずの内容。ただ、浅村栄斗に17打数7安打1本塁打、フランコにも11打数5安打1本塁打と打ち込まれていた。昨季もシーズン初登板が敵地での楽天戦(4月5日)で6回3安打1失点と好投も敗戦投手に。今年はさらなる進化を遂げた投球で楽天打線を封じ、昨年のリベンジを果たしたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
ロッテ・種市篤輝-日本ハム・加藤貴之(ZOZOマリン)
オリックス・A.エスピノーザ-ソフトバンク・L.モイネロ(京セラD大阪)
【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン-阪神・大竹耕太郎(東京ドーム)
ヤクルト・吉村貢司郎-中日・涌井秀章(神宮)
DeNA・平良拳太郎-広島・黒原拓未(横浜)
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