対虎2戦2勝の戸郷翔征

今日から東京ドームで行われる巨人-阪神の「伝統の一戦」。初戦の先発は戸郷翔征と西純矢と発表された。
巨人の戸郷は、今季ここまで11試合に先発してハーラートップの8勝(1敗)を挙げ、防御率2.45、QS(6回以上自責点3以下)も7度記録するなど安定感抜群の投球を見せている。
前回登板した14日の西武戦(東京ドーム)では、6回116球を投げて7安打1失点の粘投で白星を手にした。その後、27日のヤクルト戦(秋田)で登板予定だったが雨天中止となったため、中15日空いて今日の阪神戦に臨む。
阪神相手には今季2試合に登板して2勝0敗、防御率2.70と好相性。被打率も.188と抑え込んでいる。ただ、近本光司には6打数3安打と打たれており、細心の注意を払う必要がありそうだ。
また、本拠地ではここまで4戦3勝、防御率1.63と無双している。前半戦での2桁勝利も見えているエースが、首位・阪神追撃へ先陣を切る。
東京ドーム2戦2勝と好相性の西純矢
一方、阪神の西純は、今季ここまで9試合に登板(先発は4試合)して2勝2敗、防御率4.94と不本意な数字が並ぶ。5月中旬に先発から中継ぎへと配置転換。その後、先発に再転向するため、6月15日に出場選手登録を抹消され、二軍で調整を進めていた。
直近の登板は23日の中日戦(ナゴヤ)に先発し、6回96球2安打無失点という内容だった。そこから中6日で今日のマウンドに上がる。
巨人戦には今季1度先発(4月13日、東京ドーム)し、6回90球を投げて9安打浴びながら1失点に抑える力投を見せ、今季初勝利を手にした。これで敵地では過去2戦2勝と好相性。今日の登板でも、5月14日のDeNA戦以来の勝ち星、そして先発ローテーションの座を取り戻す快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・サイスニード-広島・九里亜蓮(神宮)
DeNA・今永昇太-中日・小笠原慎之介(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-オリックス・山本由伸(エスコンF)
西武・松本航-ソフトバンク・有原航平(ベルーナドーム)
ロッテ・美馬学-楽天・則本昂大(ZOZOマリン)
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