2024年は7月23、24日に開催
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2024」は第1戦が7月23日にエスコンフィールドHOKKAIDO(18時30分開始)、第2戦は24日に神宮球場(18時30分開始)で行われる。
両リーグの選ばれし選手たちが超一流のプレーでファンを魅了する「夢の球宴」。これまでも多くのドラマや記録にも記憶にも残るシーンが刻まれてきた。歴代のMVPを振り返ってみたい。
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2024」は第1戦が7月23日にエスコンフィールドHOKKAIDO(18時30分開始)、第2戦は24日に神宮球場(18時30分開始)で行われる。
両リーグの選ばれし選手たちが超一流のプレーでファンを魅了する「夢の球宴」。これまでも多くのドラマや記録にも記憶にも残るシーンが刻まれてきた。歴代のMVPを振り返ってみたい。
オールスターが初めて開催されたのは2リーグ分立翌年の1951年。第1戦で川上哲治(巨人)が初代MVPに輝いた。以降、中西太(西鉄)、山内一弘(毎日)、大下弘(西鉄)、金田正一(国鉄)、張本勲(東映)らそうそうたる名前が並ぶ。
王貞治(巨人)は1963年の第2戦で初受賞し、1977年の第3戦、1979年の第1戦と計3回MVPに輝いた。王と「ON砲」を形成したミスタージャイアンツ長嶋茂雄は意外に一度も受賞していない。
オールスターの名場面として今も語り継がれるのが江夏豊(阪神)の9連続奪三振だろう。1971年、西宮球場で行われた第1戦、先発マウンドに立った江夏は先頭の有藤通世(ロッテ)から9番・加藤秀司(阪急)までオール三振。前年の第2戦に続いて、文句なしのMVPに輝いた。
阪神ではMVP2回の江夏を上回る3回受賞したのが掛布雅之だ。1978年の第3戦(後楽園球場)、佐伯和司(日本ハム)、佐藤義則(阪急)、山口高志(阪急)から3打席連続本塁打。当時23歳の若きスラッガーが「ミスタータイガース」に駆け上がっていく足掛かりとなった。その後、1981第2戦と1982年第3戦でもMVPを受賞している。
歴代最多7回のMVPに輝いたのが清原和博だ。PL学園から入団1年目の1986年第2戦で史上最年少の18歳11カ月で初受賞すると、西武時代に5回、巨人時代に2回の計7回受賞。中でも1987年の第3戦ではPL学園時代に沸かせた甲子園球場で、ともに全国制覇を果たした桑田真澄(巨人)から左翼席に放り込み、聖地を再び沸かせた。
日本ハムの新庄剛志監督も現役時代にMVPを2回受賞している。阪神時代の1999年第3戦に初受賞し、2回目は日本ハム時代の2004年第2戦だった。3回に二塁打で出塁すると三進後、ホームスチールに成功。本塁上で手足をバタつかせて喜びを表現し、ヒーローインタビューでは「これからはパ・リーグです!」と絶叫した。球界再編騒動が起こり、1リーグ制移行が噂されていた当時、パ・リーグ存続を願うファンから拍手喝采を浴びた。
現エンゼルスの大谷翔平も日本ハム時代にMVPに輝いている。横浜スタジアムで行われた2016年の第2戦、5番DHで出場し、オールスター初本塁打を含む4打数3安打2打点。投手としては登板しなかったが、第1戦ではホームランダービーで優勝し、強烈なインパクトを残した。
2023年は第1戦が柳田悠岐(ソフトバンク)、第2戦は万波中正(日本ハム)がMVPに選出された。2024年も球史に残る名シーンが期待される。
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