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阪神ハマスタ13連敗の足跡 DeNAとの優勝争い制するには避けて通れない「鬼門」

2023 6/29 06:00SPAIA編集部
阪神・岡田彰布監督
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ⒸSPAIA

2022年6月28日から横浜スタジアム13連敗

阪神が6月23日からのDeNA3連戦で3タテを喫し、首位陥落した。横浜スタジアムでは昨年6月から13連敗。27日の中日戦に勝ってすぐ首位に返り咲いたが、18年ぶりの「アレ」を狙う阪神にとって、鬼門突破は絶対条件だろう。

13連敗の足跡は以下の通りとなっている。

阪神ハマスタ13連敗の足跡


連敗が始まったのは2022年6月28日。初回に2点を先制したものの西勇輝がリードを守れず、逆転負けした。 翌29日も初回に先制しながら逆転負け。30日は逆に初回に4点の先制を許しながら佐藤輝明の14号ソロなどで小刻みに反撃し、8回ついに5-4と逆転したものの、9回に岩崎優が打たれて逆転サヨナラ負けを喫した。

さらに8月9日は今永昇太に完投を許し、9回サヨナラ負け。10日は先発・濵口遥大に封じ込められて完封負け、11日も石田健大から初回に1点を奪っただけの「スミ1」で逆転負けした。

ヤクルトが抜け出し、2位を争っていた9月9日は初回に2点を先制しながら藤浪晋太郎が炎上して逆転負け。翌10日は石田健大から4投手の継投で完封リレーを許した。

13戦合計でわずか22得点62失点

悪い流れは2023年に入っても止まらない。4月14日は2点を先制しながら青柳晃洋が打たれて逆転負け。16日には才木浩人が7回2失点と好投しながらも打線が大山悠輔の1号ソロのみに終わり、1-2で敗れた。

そして、6月23日はまたしても今永に完投を許し、大山の8号ソロで1点を返すのがやっと。24日は東克樹に完封負けを喫し、25日もバウアー以下の継投にかわされて敗れた。

1999年から2000年にかけてナゴヤドームで記録した中日戦13連敗の球団ワースト記録に並んだ阪神。13試合の得点を合計すると22点しか奪えておらず、1試合平均1.69点にすぎない。一方で失点は合計62で1試合平均4.77点とリーグトップのチーム防御率を誇る投手陣が打ち込まれている。

優勝を直接争うDeNAだからこそ避けて通れない鬼門。次は8月4日から3連戦、さらに8月18日からも3連戦が組まれている。

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