2カ月以上白星なしの髙橋宏斗

11日の楽天戦(楽天モバイル)に先発予定だった中日の髙橋宏斗が、13日のロッテ戦(バンテリンドーム)で自身初のスライド登板に臨む。
高卒3年目右腕は、今季ここまで9試合に先発して1勝6敗と勝ち星に恵まれていないが、防御率2.47、QS(6回以上自責点3以下)も5度記録と、まずまずの投球を見せている。
前回登板した4日のオリックス戦(バンテリンドーム)では、7回118球を投げて5安打、13奪三振、1四球、無失点と力投。打線の援護なく白星は逃したが、相手先発の宮城大弥と見事な投手戦を演じていた。そこから中8日あけて今日のマウンドに上がる。
今季初登板した4月6日に1勝目を挙げて以来、約2カ月以上白星がなく、現在6連敗中。初対戦となるロッテ打線を封じて、久々の2勝目を手にすることができるか注目だ。
前回大乱調だった小島和哉
一方、ロッテの先発は小島和哉。今季はここまで9試合に登板して5勝1敗、防御率2.50、QSも7度記録するなど、安定した投球を見せている。ただ、前回登板した5日の阪神戦(ZOZOマリン)では、5回103球を投げて8安打6失点と大乱調だった。
小島本人も「甲子園での前回登板は不甲斐ない内容となってしまい、中継ぎ陣に多大な迷惑をかけてしまいました」と前回の投球を振り返り、「その反省を胸に刻みながらこの1週間、しっかりとした準備をしてきましたので、あとはチームの勝利につながる結果を出せるように頑張りたいと思います」と今日の登板へ意気込んだ。
交流戦で中日と対戦するのは自身初となる。今季は右打者を被打率.171と抑えているが、5被弾している。中日打線には細川成也や石川昂弥ら右の若手長距離砲が並んでいるだけに、細心の注意を払った投球を心がけたい。
チームは9連戦を4勝4敗1分けの五分で切り抜けた。先週は自身の不甲斐ない投球で中継ぎ陣に負担をかけただけに、今日の登板では少しでも長いイニングを投げて恩返しすることができるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【交流戦】
巨人・Y.メンデス-西武・松本航(東京ドーム)
ヤクルト・小川泰弘-ソフトバンク・有原航平(神宮)
DeNA・今永昇太-日本ハム・上原健太(横浜)
阪神・村上頌樹-オリックス・山本由伸(甲子園)
広島・大瀬良大地-楽天・則本昂大(マツダスタジアム)
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