プロ初勝利から黒星続く隅田知一郎
ルーキーイヤーの昨季から12連敗中の西武・隅田知一郎が19日、本拠地ベルーナドームで行われるソフトバンク戦で今季3度目の先発マウンドに上がる。
最後の勝利は昨年3月26日のプロ初勝利にまでさかのぼる。自身の連敗脱出をかけた前回登板、12日のロッテ戦(ベルーナドーム)では、5.2回109球を投げて、5安打4四球5失点という内容で負け投手に。連敗記録は球団ワーストの12まで伸びた。長いトンネルからの脱出をかけて中6日で今日のマウンドに上がる。
ソフトバンク戦は昨季5試合登板(先発は4試合)して0勝2敗、防御率2.79と好投。特に本拠地では計10イニングを投げて無失点に抑えている。打者別では牧原大成に8打数4安打と打たれていた一方、柳田悠岐は9打数2安打に封じていた。
味方打線は3試合連続で6得点以上を記録と好調。今日の登板でもソフトバンク打線を封じることができれば、自身の連敗ストップも十分可能なはず。不名誉な記録更新阻止とともに、チームを4連勝へと導く投球を見せたい。
昨季ノーノー達成した東浜巨
一方、ソフトバンクの先発は東浜巨。昨季5年ぶりに2ケタ勝利を記録した右腕は、今季ここまで2試合に先発して2勝0敗、防御率2.92とまずまずの投球を見せている。前回登板した12日の日本ハム戦(PayPayドーム)では、7回100球を投げて8安打浴びるも1失点にまとめる好投で自身開幕2連勝を飾った。そこから中6日で今季初の敵地に乗り込む。
西武戦には昨季7試合先発して3勝1敗、防御率2.20と好相性。5月11日(PayPayドーム)には史上84年目のノーヒットノーランを達成した。被打率も.185とライオンズ打線を封じており、外崎修汰は15打数2安打、愛斗は13打数2安打、中村剛也に至っては8打数ノーヒットに抑えていた。
昨季ノーノーを達成した試合の相手先発は、奇しくも今日と同じ隅田だった。今日はその時と違い敵地での登板となるが、その投球を再現するような快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・伊藤大海-ロッテ・森遼大朗(エスコンF)
オリックス・田嶋大樹-楽天・早川隆久(京セラD大阪)
【セ・リーグ】
巨人・山﨑伊織-DeNA・濵口遥大(佐賀)
阪神・大竹耕太郎-広島・遠藤淳志(甲子園)
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