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パ・リーグ球団別週間MVP ソフトバンク柳田悠岐がリーグトップ!日本ハム万波中正も活躍

2023 4/18 06:30SPAIA編集部
パ・リーグ週間MVP野手インフォグラフィック,ⒸSPAIA
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柳田悠岐は5安打7四球

先週のパ・リーグは、ソフトバンクが3勝1敗と貯金を増やし、今季12試合で9勝3敗、勝率.750で首位に立っている。西武も4勝2敗、オリックスも3勝1敗と星を伸ばし、楽天は1勝3敗、日本ハムは1勝4敗と負け越したため上位チームと下位チームの差が開いた。

SPAIAでは4月11日から4月16日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


ソフトバンクは柳田悠岐が11打数5安打の打率.455、7四球で、リーグトップのwRAA3.5を記録した。4月12日の日本ハム戦では3打数2安打1打点1四球で勝利に貢献。WBC出場を辞退してシーズンに備えてきた成果を発揮している。

西武は中村剛也、オリックスは頓宮裕真がトップ

西武はベテラン中村剛也が元気だ。19打数7安打の打率.368、1本塁打、3打点をマークし、wRAAはチームトップの2.6だった。8月で40歳になるが、12日のロッテ戦では1号ソロを含む3安打を放つなど、山川穂高が二軍落ちした中で打線を引っ張っている。

オリックスは頓宮裕真がwRAA2.6でチームトップ。16日のロッテ戦ではファーストでスタメン出場し、本塁打を含む3安打を放つなど、11打数5安打の打率.455をマークした。本職は捕手だが、森友哉が加入した今季は打者として活躍している。

ロッテは目立った活躍をした野手がおらず、8打数2安打の井上晴哉がwRAA0.9でチームトップだった。12日の西武戦では3打数1安打2打点で勝利に貢献。ここまで打率.167と本調子ではないものの、プロ10年目の経験とパワーはいつか頼れる時が来るだろう。

楽天・辰己涼介は走攻守で貢献

楽天は辰己涼介が11打数2安打ながら4四死球でwRAA1.7を記録した。ここまで打率.167と物足りない成績ではあるが、球界屈指の守備や4盗塁をマークしている俊足でチームに貢献している。

最下位の日本ハムは万波中正が気を吐いている。16打数5安打、2本塁打、5打点、4四球でwRAA3.3。いずれもチームの勝利にはつながらなかったが、11日のソフトバンク戦では2打数1本塁打3四球、翌12日も3安打2打点をマークしている。

ソフトバンクがこのまま突っ走るのか、他球団がストップをかけるのか。序盤の戦いぶりに注目だ。

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