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DeNAの2023「年男」18年目も遊撃レギュラー目指す大和、昨季の雪辱期す徳山&三浦の2年目コンビ

2023 1/2 11:00SPAIA編集部
DeNAの2023「年男」,ⒸSPAIA
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36歳迎える大和が若手と遊撃レギュラー争い

2023年の干支は「卯」。プロ野球選手の年齢でいえば24歳となる1999年生まれ、36歳のベテランになる1987年生まれが年男だ。各球団、どんな選手が年男になるのか注目してみたい。今回はDeNAの年男を取り上げる(支配下選手のみ)。

昨季は開幕直後に躓きながら、猛烈な追い上げでヤクルトと優勝争いを演じたDeNA。1998年以来のリーグ優勝を目指す今季、期待したい年男が36歳を迎えるベテラン大和だ。

昨季はコロナ感染による離脱はあったものの91試合に出場し、打率.247、1本塁打、18打点。遊撃ではチーム最多の65試合にスタメン出場した。「得点圏の鬼」と称され、プロ17年目の昨季も勝負強さは健在だった。

オフの契約更改では、幼いころから慢性腎臓病を患いながら、野球を続けてきたことを告白した。トレードで中日から京田陽太が加入し、定位置争いも激しくなる中、同じ病気を持つ子どもたちに勇気や希望を与えるプレーを見せ、今季もチームを牽引する。

野手では5年目の知野直人と2年目の梶原昂希も1999年生まれの年男だ。知野は昨季、広島との開幕戦で自身初となる「6番・一塁」でスタメン出場を果たしたが結果を残せず、最終的に16試合、打率.154、本塁打、打点ともなしに終わった。今季は本職の遊撃で、再度レギュラー獲りに挑む。

昨年、神奈川大からドラフト6位で入団した梶原は、プロは初出場初スタメンとなった4月12日の巨人戦で、いきなり4安打1本塁打の衝撃デビューを飾った。しかし、その後は10打席無安打で二軍落ち。今季は外野のレギュラー争いに割って入りたい。

DeNAの大和

1年目不完全燃焼に終わった徳山と三浦

投手では、今年2年目を迎える徳山壮磨と三浦銀二の両右腕が1999年生まれの年男。大阪桐蔭高から早稲田大を経てドラフト2位で入団した徳山は、2月のキャンプを一軍スタートも、オープン戦で3試合に登板して防御率3.86と結果を残せず二軍落ち。結局、1度も一軍に上がれず、1年目を終えた。

ファームでも17試合に登板して77.1イニングを投げ、2勝6敗、防御率3.49と即戦力としての期待には応えられなかった。2年目の今季は最低でもプロ初勝利、そして先発ローテーションの一角を勝ち取りたい。

一方、法政大からドラフト4位で入団した三浦は、新人でチーム唯一の開幕一軍を掴んだが、わずか1試合の登板で二軍落ち。結局、一軍では6登板、防御率10.80と不完全燃焼に終わった。今季は決め球を覚え、一軍定着を狙いたい。

高卒6年目を迎える阪口皓亮、中川虎大も卯年の年男だ。阪口は右肘クリーニング手術を受けた影響で出遅れたため、昨季は一軍でわずか1登板に終わった。昨秋のトレーニングで先輩の東克樹から教わった新球チェンジアップに磨きをかけ、今季は巻き返しを期す。

中川は昨季、最速155キロの直球とフォークなどを武器に自己最多の8試合に登板し、防御率4.35だった。オフに右ひじのクリーニング手術を受けたが、春季キャンプから本格的に投げ込める状態に回復予定。さらなる球速アップを図り、中継ぎとして一軍定着を目指す。

プロ3年目を迎える池谷蒼大は昨季4月21日の阪神戦で、5回に2番手で登板。1イニングを無失点に抑え、プロ初勝利を飾った。今季はさらなるレベルアップを図り、貴重な中継ぎ左腕として様々な局面での起用に応えたい。

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