福川将和コーチは配置転換
セ・リーグ連覇したヤクルトは2023年も高津臣吾監督体制を継続し、大きな変更はない。一軍では、引退した嶋基宏選手兼コーチ補佐がバッテリーコーチ兼作戦補佐となった。日本一奪回を狙う2023年のコーチングスタッフを紹介する。
嶋コーチは中京大中京高から国学院大を経て2006年ドラフト3位で楽天に入団。東日本大震災の起きた2011年、選手会長として臨んだ慈善試合前のスピーチで「見せましょう、野球の底力を」と呼びかけたことが大きく取り上げられた。
2020年にヤクルトに移籍し、2022年限りで引退。通算1441試合出場で936安打を放った。高校、大学で主将、プロでも選手会会長を務めるなど強い責任感とキャプテンシーの持ち主だけに、指導者としても期待される。
また、広島のヘッド兼外野守備走塁コーチを務めていた河田雄祐氏が外野守備走塁コーチに就任。現役時代は広島、西武でプレーし、引退後は西武、広島、ヤクルトでコーチを歴任。ヤクルトのコーチとしては3年ぶりの復帰となる。
そのほか、福川将和二軍バッテリーコーチが野手コーチ補佐に配置換えとなった。松元ユウイチ作戦コーチ、伊藤智仁、石井弘寿両投手コーチ、杉村繁、大松尚逸両打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチは留任している。