「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

巨人2023年コーチングスタッフ、大久保博元打撃チーフ就任、コーチ陣テコ入れ

2022 11/13 06:00SPAIA編集部
巨人・原辰徳監督ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

鈴木尚広、阿波野秀幸両コーチは復帰

2022年は4位に終わった巨人。第3次原辰徳政権5年目となる2023年はペナント奪回が至上命題だ。チーム力強化へ、コーチ陣の外部招聘や配置転換も積極的に行った。2023年のコーチングスタッフを紹介する。

2023年巨人一軍コーチングスタッフ


一軍では大久保博元氏が打撃チーフコーチに就任。現役時代は巨人で4年間プレーし、引退後は西武のコーチや楽天の監督などを務めた。楽天を退団した2015年以来8年ぶりの現場復帰となる。

鈴木尚広外野守備兼走塁コーチは巨人ひと筋の現役生活を送り、引退後の2019年に一軍外野守備走塁コーチを務めた。1シーズン限りで退任し、今回4年ぶりの復帰となる。

阿波野秀幸投手チーフコーチは1995年に近鉄から移籍し、巨人で3シーズンプレー。横浜移籍後の2000年に引退し、引退後は巨人、横浜、中日などでコーチを務めてきた。巨人のコーチとしては5年ぶりの復帰となる。

そのほか、2022年は作戦兼ディフェンスチーフコーチだった阿部慎之助氏をヘッド兼バッテリーコーチに、ファーム総監督だった川相昌弘氏を総合コーチに、外野守備兼走塁コーチだった亀井善行氏を打撃コーチに、ヘッド兼オフェンスチーフコーチだった元木大介氏を作戦兼内野守備コーチに配置転換。山口鉄也投手コーチ、村田善則ブルペンコーチ、穴吹育大トレーニングコーチは留任となった。

二軍は橋本到コーチが新任

二軍は二岡智宏監督が留任。コーチングスタッフは下表の通りとなっている。

2023年巨人二軍コーチングスタッフ


新任は橋本到外野守備兼打撃コーチ。仙台育英高から2008年ドラフト4位で巨人に入団し、楽天に移籍した2019年に引退した。引退後はジャイアンツアカデミーのコーチや巨人の球団職員などを務めていた。

そのほか、安藤強三軍総合コーチが二軍総合コーチに配置転換。三澤興一二軍投手コーチは二軍投手チーフコーチ、古城茂幸二軍内野守備走塁コーチは二軍内野守備兼走塁コーチに肩書が変わった。青木高広投手コーチ、加藤健バッテリーコーチ、石森卓トレーニングコーチは留任している。

三軍は脇谷亮太コーチが新任

三軍は駒田徳広監督が留任。脇谷亮太内野守備コーチが新任となった。コーチングスタッフは以下の通り。

2023年巨人三軍コーチングスタッフ


脇谷コーチはNTT西日本から2005年ドラフト5位で巨人に入団し、FAで加入した片岡治大の人的補償措置として西武へ移籍。2年後にFA宣言して巨人に復帰し、2018年にユニフォームを脱いだ。引退後は巨人のスカウトを務めていた。

そのほか、小笠原道大二軍打撃コーチが三軍打撃コーチに配置転換。杉内俊哉三軍投手コーチは三軍投手チーフコーチに、金城龍彦三軍守備走塁コーチは三軍外野守備兼走塁コーチに肩書が変わった。矢貫俊之投手コーチ、市川友也バッテリーコーチ、ジョン・ターニートレーニングコーチは留任している。

桑田真澄ファーム総監督、久保康生、石井昭男両コーチ就任

桑田真澄一軍投手チーフコーチはファーム総監督に就任した。久保康生巡回投手コーチと石井昭男巡回打撃コーチが新任となった。

2023年巨人巡回コーチングスタッフ


久保コーチは柳川商から1976年ドラフト1位で近鉄に入団し、通算71勝をマーク。引退後は近鉄や阪神、ソフトバンクなどでコーチを務め、岩隈久志らを育てた育成手腕には定評がある。2021年から大和高田クラブでアドバイザーを務めていた。

石井コーチは東海大相模から東海大を経て1977年ドラフト3位で中日に入団。1987年に引退後は中日でコーチを務めたが、2019年限りで退団していた。原監督にとっては高校、大学の先輩にあたる。

大竹寛トレーニング統括補佐は巡回投手兼トレーニングコーチ補佐に肩書変更。会田有志巡回トレーニング統括は編成本部ファームディレクターに転任する。

【関連記事】
ヤクルト2023年コーチングスタッフ、嶋基宏がコーチ専任、前広島の河田雄祐コーチが復帰
DeNA2023年コーチングスタッフ、勝負の3年目に臨む三浦大輔体制
ソフトバンク2023年コーチングスタッフ、育成強化へ四軍を新設