代田建紀プロスカウトもコーチ就任
新庄剛志監督(50)就任1年目は最下位に終わった日本ハム。2年目となる2023年は北海道北広島市の新球場・エスコンフィールド北海道に本拠地を移転し、チームとしても結果が求められる。
阪神時代の同僚・八木裕氏(57)や日本ハム時代のチームメイト・建山義紀氏(46)、森本稀哲氏(41)らを新コーチとして迎え、勝負のシーズンに臨む。2023年のコーチングスタッフは以下の通り。
八木裕打撃コーチは岡山東商から三菱自動車水島を経て1986年ドラフト3位で阪神に入団。細身ながらパンチ力のある打撃で1990年に28本塁打を放つなど、新庄監督とともに低迷期の阪神打線で主軸を担った。1990年代後半から持ち前の勝負強さで「代打の神様」と呼ばれ、通算1368試合で126本塁打をマーク。引退後は2009年から2015年まで阪神で二軍打撃コーチなどを務めていた。
建山義紀投手コーチは東海大仰星高時代に上原浩治と同級生で、甲賀総合科学専門学校、松下電器を経て1998年ドラフト2位で日本ハムに入団。中継ぎサイド右腕として活躍し、MLBレンジャーズでもプレーした。阪神に移籍した2014年限りで引退し、通算446試合に登板して35勝43敗27セーブ84ホールドをマーク。引退後は侍ジャパンで投手コーチを務め、2021年の東京五輪メンバーにも名を連ねていた。
森本稀哲外野守備走塁コーチは帝京高から1998年ドラフト4位で日本ハムに入団し、高い身体能力と個性的なキャラクターで人気選手となった。新庄らとともに派手なパフォーマンスでも観客を沸かせ、横浜、西武とわたり歩いて通算1272試合出場、904安打をマーク。引退してから初めてのコーチ就任となった。
そのほか、代田建紀プロスカウトがデータ分析担当兼走塁コーチに就任。飯山裕志内野守備走塁コーチは二軍から配置転換となった。林孝哉ヘッド、加藤武治投手コーチ、山田勝彦バッテリーコーチは留任している。