平石洋介ヘッドコーチと“PLタッグ”
2022年は一時、首位に立ちながら3位に終わった西武。6年間、指揮を執った辻発彦監督が退任し、松井稼頭央新監督が誕生した。現役時代は日米で活躍し、引退後は二軍監督やヘッドコーチとして指導者の経験を積んできた新監督の下、ペナント奪回を狙う。2023年の一軍コーチングスタッフは以下の通りとなっている。
ヘッドコーチには平石洋介前打撃コーチが昇格。2019年に楽天で監督を務めた経験とPL学園高、同志社大で主将を務めた責任感やキャプテンシーで、PLの先輩にあたる松井監督を支える。
豊田清、青木勇人の両投手コーチ、野田浩輔バッテリーコーチ、 高山久打撃コーチ、黒田哲史内野守備走塁コーチは留任。打撃コーチには嶋重宣前二軍野手コーチが配置転換された。広島時代に背番号55をつけて「赤ゴジラ」と呼ばれ、通算126本塁打を放った元長距離砲。12球団ワーストのチーム打率.229だった打線のテコ入れが期待される。
外野守備走塁コーチには赤田将吾前二軍外野守備走塁コーチが配置転換。現役時代はともにプレーした松井新監督の下で指導力を発揮したい。
大島裕行氏が打撃コーチ就任
ファームのコーチングスタッフは以下の通りとなっている。
西口文也監督以下、大きな変動はないが、新任コーチが4人。打撃コーチには大島裕行氏が就任した。埼玉栄高時代に通算86本塁打をマークして鳴り物入りで西武に入団した元スラッガー。プロ通算23本塁打を放って2012年に引退してからはスカウトなどを務めてきたが、再びユニフォームを着て若手を育成することになった。
引退したばかりの熊代聖人氏は二軍外野守備走塁コーチに就任。 プロ12年間で培った経験を若手に伝えていく。
ほかにも荒川雄太三軍バッテリーコーチ兼ブルペン捕手と鬼﨑裕司三軍守備コーチが新任。引退した135勝左腕・内海哲也氏は2022年は選手兼任コーチだったが、2023年からコーチ専任となる。
【関連記事】
・オリックス2023年コーチングスタッフ、波留敏夫氏が育成チーフで入閣
・ソフトバンク2023年コーチングスタッフ、育成強化へ四軍を新設
・日本ハム2023年コーチングスタッフ、八木裕、建山義紀、森本稀哲コーチら入閣
・ヤクルト2023年コーチングスタッフ、嶋基宏がコーチ専任、前広島の河田雄祐コーチが復帰
・DeNA2023年コーチングスタッフ、勝負の3年目に臨む三浦大輔体制
・巨人2023年コーチングスタッフ、大久保博元打撃チーフ就任、コーチ陣テコ入れ