西武・髙橋光成―森友哉
DAZNは「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞powered by DAZN」10月度のセ・パ両リーグの候補バッテリー各3組を決定した。セ・リーグは多村仁志氏、パ・リーグは中村紀洋氏が選考委員長として3組を選出し、DAZNの公式Twitterでユーザーによる投票を行い、最も得票率の高かったバッテリーをセ・パ各リーグの月間最優秀バッテリーとして表彰する。10月度の対象期間は9月28日~10月22日。
パ・リーグの候補1組目は西武の髙橋光成―森友哉のバッテリー。高橋は期間中4試合に先発し、2勝1敗ながら防御率0.99と安定感抜群の投球を披露した。
森も期間中の捕手でリーグトップタイの7打点をマーク。高橋―森のバッテリーのRSAA(同じイニング数で平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標)はパ・リーグ2位の7.8となっている。中村氏は「森捕手はソフトバンク・周東選手を好送球で刺すなど、強肩強打でチームを支えた」と森の攻守両面での貢献を評価した。

オリックス・山本由伸―伏見寅威
2組目はオリックスの山本由伸―伏見寅威のバッテリー。山本は期間中4試合に先発して2勝1敗、防御率0.87をマークした。31イニングで両リーグトップの40三振を奪い、K/9(奪三振率)は11.61を記録している。
伏見も打率.302、2本塁打、7打点と、期間中の捕手では3部門ともリーグトップ。山本―伏見のバッテリーのRSAAはリーグ1位の9.3となっている。中村氏は「山本投手は31イニング無失点を記録し、圧倒的エースとして君臨。伏見捕手は元来の打力に加え、配給のバリエーションも多彩になり、リード面でも安定感が増している」とコメントした。

ソフトバンク・千賀滉大―甲斐拓也
3組目の候補はソフトバンクの千賀滉大―甲斐拓也のバッテリー。千賀は期間中4試合に先発して3勝1敗、リーグトップの防御率0.36をマークした。25.1イニングで32三振を奪い、K/9もオリックス・山本と遜色ない11.47だった。
甲斐は持ち前の強肩だけでなく、2本塁打を放つなどバットでも貢献。千賀―甲斐のバッテリーのRSAAはリーグ4位の7.1となっている。中村氏は「甲斐捕手はパ・リーグ盗塁阻止率首位に君臨し、扇の要として圧倒的なパフォーマンスを披露している」と甲斐の存在の大きさを強調した。

データ提供:データスタジアム
【関連記事】
・パのエースは誰だ?山本由伸、涌井秀章、千賀滉大をデータで比較
・ソフトバンク周東佑京はどれくらい凄いのか?歴代の韋駄天と比較
・ソフトバンクの歴代最多勝投手はパ最多12人【タイトル獲得選手数ランキング】