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アメリカンリーグ東地区のスタジアム紹介

2018 1/24 11:44mono
グローブ
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名門ヤンキースの本拠地 ヤンキー・スタジアム

  • 球場名:ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)
  • 球団名:ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)
  • 場所:ニューヨーク州ニューヨーク
  • 開場:2009年

ニューヨーク・ヤンキースの本拠地であるヤンキー・スタジアム。開場は2009年と比較的新しく、現在使用されているのは2代目のヤンキー・スタジアムとなる。
『ルースが建てた家』とも称されていた初代のヤンキー・スタジアムと同様に左打者有利な球場となっており、外観はまるで神殿のように厳かで名門球団の趣を感じさせてくれる。ヤンキー・スタジアムでは試合終了後に『ニューヨーク・ニューヨーク』が流れその曲にのってファンは球場を後にするのが定番だ。
また、プロサッカーリーグ(MLS)のニューヨーク・シティFCも本拠地として使用しており、野球専用ではない珍しい球場でもある。

ヤンキースでは松井秀喜選手、イチロー選手、黒田博樹投手らが活躍。2017年シーズンは田中将大投手がプレーするなど数多くの日本人選手が所属しているため、日本で目にする機会も多いだろう。
2018年も引き続き田中投手の活躍に期待したい。

最も古い球場 フェンウェイ・パーク

  • 球場名:フェンウェイ・パーク(Fenway Park)
  • 球団名:ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)
  • 場所:マサチューセッツ州ボストン
  • 開場:1912年

ボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パークは、1912年に開場と現在使用されているメジャーリーグの本拠地で最も古い。ボストンの市街地に建設されたことで球場そのものは決して広くない。
そのためにフェンスが高い造りとなっており、レフト側にある『グリーンモンスター』と呼ばれるフェンスは最大11.3メートルにも及ぶ。また、2003年5月15日から2013年4月10日にかけて794試合連続完売を達成するなど、チケットを確保するのは非常に困難だ。
この794試合連続完売記録で、ポストシーズンも含めた820試合連続完売記録はアメリカ4大スポーツ記録となっている。

松坂大輔投手と岡島秀樹投手が2007年に、上原浩治投手と田澤純一投手が2013年にそれぞれワールドチャンピオンに輝くなど、日本でも注目度が高い。2018年シーズンは日本人選手の在籍がないものの、同地区のライバルヤンキースに田中投手が在籍していることから報道される機会も多いだろう。
※2018年1月7日時点

景観が美しい球場 オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

  • 球場名:オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ(Oriole Park at Camden Yards)
  • 球団名:ボルチモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)
  • 場所:メリーランド州ボルチモア
  • 開場:1992年

ボルチモア・オリオールズが本拠地としているオリオールズ・パーク・アット・カムデンヤーズ。ライトスタンド後方に見えるレンガ造りの倉庫が名物だ。
この倉庫と調和する球場デザインが施されており景観は美しい。付近にはベーブ・ルース選手の生家があり、現在は博物館として開放されているため、観光客が訪れることも多い。
また、この球場は近年のスタジアム建設に大きな影響を与えた球場でもある。フィールドの特徴としてはライトが約96.9メートル、レフトが101.5メートルとライトが約5メートル狭くなっており左打者に有利といえるだろう。

オリオールズは上原浩治投手、和田毅投手がメジャー移籍した際に最初の所属球団でもあったが、ともに大きな実績を残すことはできなかった。今後、日本人選手が在籍することがあれば活躍に期待したい。

世界初の可動式屋根付きドーム球場 ロジャース・センター

  • 球場名:ロジャース・センター(Rogers Center)
  • 球団名:トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)
  • 場所:カナダ・オンタリオ州トロント
  • 開場:1989年

1989年開場のロジャース・センターは2017年時点で唯一のアメリカ国外のチームであるトロント・ブルージェイズの本拠地だ。世界で初めて可動式屋根がついたドーム球場で、開場以来人工芝が使用されていたが、2018年から天然芝に切り替わる予定となっている。
実現すれば、人工芝の球場はタンパベイ・レイズの本拠地であるトロピカーナ・フィールドのみとなる。

川崎宗則選手、青木宣親選手らが在籍したこともあるブルージェイズ。しかし、年間を通じて結果を残した日本人選手は不在。今後の活躍に期待したい。

メジャーリーグで唯一の密閉式ドーム球場 トロピカーナ・フィールド

  • 球場名:トロピカーナ・フィールド(Tropicana Field)
  • 球団名:タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)
  • 場所:フロリダ州セントピーターズパーク
  • 開場:1990年

タンパベイ・レイズの本拠地であるトロピカーナ・フィールド。ロジャース・センターとならび、メジャーリーグでは珍しいドーム球場であるため、天然芝ではなく人工芝が敷かれており、選手への負担は大きい。
ロジャース・センターが天然芝化を打ち出したこともあり、唯一の人工芝スタジアムとなりそうだ。1990年に開場した当時はメジャーリーグのチームが使用していなかったが、1998年にタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)が誕生し、本拠地として使用されるようになった。
トロピカーナ・フィールドの右中間スタンドには、『レイズタッチタンク』と呼ばれる球団名にちなんだエイの巨大水槽が設置されており、名物となっている。

レイズは、岩村明憲選手が在籍していた2008年に地区優勝を果たしている。また、松井秀喜選手が現役最後のチームとしてプレーしたのも同球団だった。
以降、日本人選手の在籍はないが、ヤンキース、レッドソックスといった日本人選手の多い球団と同地区ということもあり、日本の報道でも見かける機会は多い。