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時に打ち合いは時速100キロ超え!卓球パラリンピック

2017 7/10 10:01ゆうり
卓球,パラリンピック
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出典 CHEN WS/Shutterstock.com

子どもも大人も、障がいのある人もない人も、みんなが楽しめるスポーツ、卓球。 オリンピックに負けないくらい、パラリンピックの卓球競技でも熱い戦いが繰り広げられているのをご存知でしょうか。 今回は目にも止まらぬスピード感と迫力が魅力の、パラリンピックの卓球についてご説明します。

パラリンピックにおける卓球競技

パラリンピックの卓球は、一般の卓球競技規則に沿って、1セット11点の5セットマッチで行われます。障がいの程度や種類により、規則が一部変更されています。
知的障がい部門でのルールは健常者とまったく同じですが、車椅子を使用する選手の場合、サービスは相手コートで一度バウンドしたボールがサイドラインを通過した場合はノーカウントです。
また、障がいのため通常のトスが困難な選手は、自分のコートに一度ボールを落としてサービスすることが許可されています。

パラリンピックの卓球のクラス分け

競技は男女別に個人戦、団体戦があります。選手は障がいの程度や種類、運動能力でクラス分けされ、競技はクラスごとに行われます。
1~5が車椅子の選手、6~10が立位の選手、11が知的障がいの選手となり、数字が大きいほど障がいのクラスは軽くなります。
個人戦では男子が11クラス、女子はクラス1と2が合同で行われるため10クラスで順位を競い、団体戦では男子は5つのクラス(1-2、3、4-5、6-8、9-10)、女子は3つのクラス(1-3、4-5、6-10)に分けられ、それぞれのクラスで順位を競います。

パラリンピック卓球のみどころ

パラリンピックの出場権を得るには、世界ランキングで上位にランクインする必要があります。日本の代表選手たちは、出場権を獲得するために国際大会で実績を残しています。時には時速100キロを超えるような、目にも止まらぬ速さで飛んでくるボールを打ち返して戦うパラリンピック卓球日本代表の選手は、健常者と同じ大会に出場しても上位入賞できるほどの実力者揃いです。
その見事な反射神経と勝負にかける熱い気持ちは、オリンピック卓球日本代表選手にも引けを取りません。各国の強化が進んでいるパラリンピック卓球界。2000年以降は表彰台から遠ざかっている日本も、メダル獲得の期待が寄せられています。

この選手に注目!期待の新星「岩渕幸洋選手」

中学3年生でパラリンピック卓球の試合に初出場、高校時代から急成長をみせている岩渕幸洋(いわぶちこうよう)選手は、早稲田大学の卓球部に所属しています。1994年12月14日生まれ、東京都出身、立位男子クラス9・パラリンピック卓球男子世界ランキング12位です(2017年3月現在)。
台に近いところでのブロック、ブロックからのカウンター攻撃が得意で、種類が豊富なサービスからの3球目攻撃も強みのひとつです。技術とスピードをさらに磨き上げ、パラリンピックでのメダル獲得を狙っています。

この選手に注目!女王の貫禄「別所キミヱ選手」

想像を絶するストイックさを持ち、ネイルやお洒落にも気を遣う別所キミヱ選手は、車椅子卓球女子選手のトップに立っています。1949年12月8日生まれ、広島県出身、車椅子女子グループ1・パラリンピック卓球女子世界ランキング7位です(2017年3月現在)。
難病の仙骨巨細胞腫を患い、両足に麻痺が残る中、45歳からリハビリで始めた卓球にのめり込み、強くなりたいという一心で努力し続けています。今ではほぼ毎日1日9時間の練習をこなし、マシンを相手に2時間打ち続けることもザラ。パラリンピック出場日本人最年長記録更新を目指します。

まとめ

誰にでも取り組みやすく、楽しめることが卓球の魅力のひとつですが、そのプレーを極めようと思ったら、並大抵の努力では済まないでしょう。障がいを持ちながら行うとしたらなおさらです。 そんな辛さや苦しさを乗り越えて、生き生きとプレーしている選手たち。 心を揺り動かされるパラリンピックの卓球の試合を、ぜひ一度会場で観戦してみたいものですね。

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