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次世代を担う水泳の注目のジュニア選手たち

2017 7/10 10:01
水泳
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Photo by Larry St. Pierre/Shutterstock.com

水泳とは、競泳をはじめとして、飛込み、水球、シンクロナイズドスイミングなどを総称して言います。 2020年には東京でオリンピックが開催されることで盛り上がっています。 水泳で期待されている、現在18歳以下のジュニアの選手たちを、競泳選手を中心に紹介したいと思います。

まだまだ伸びる水泳選手 バタフライの幌村尚選手

3歳から水泳を始めて、小学校1年生のときには選手コースで、バタフライ中心でした。幼少の頃は嫌々だった水泳も、小学校3年生のときに初出場した全国大会で刺激を受けて真剣に取り組むようになります。
兵庫県立西脇工業高校に入学してから、2014年のJOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会では、15~16歳区分の男子100mと200mのバタフライ2種目で大会記録で優勝。2015年の第5回世界ジュニア水泳選手権大会では200m、2016年の全国高校総体やジュニアパシフィック大会でも、100mと200mで優勝した注目の選手です。

萩野公介選手を倒すと努力を続ける水泳選手 溝畑樹蘭選手 

萩野公介選手を目標とする競泳界期待の高校生の選手です。高校1年生のときに全国高校総体で、200m個人メドレーリレーで金メダルを獲得してから、高校3年生になった2016年まで3連覇を成し遂げています。
2016年にハワイで行われたジュニアパンパシフィック水泳選手権でも、男子200m個人メドレーで金メダル、400mメドレーリレーでも銀メダルに輝いています。
180cm以上の長身と長いストロークを生かした力強い泳ぎが持ち味で、体幹や腹筋などをさらに鍛えて、徹底的に体作りにも取り組んでいます。東京オリンピックでは、萩野公介選手を倒して金メダルをとりたいと燃えている選手です。

得意の平泳ぎで2020年のメダルを目指す水泳選手 今井月選手

兄の影響で3歳からスイミングスクールで水泳を始めました。幼稚園の年長の時には、すでに自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎを修得していました。小学校6年生の時には、平泳ぎ3種目である50m、100m、200mと400m個人メドレーで日本学童記録を更新しています。
中学校に入った2013年の全国中学校水泳競技大会で、平泳ぎの100mと200mの2冠を制して、2014年にも100mは大会新記録、200mは念願の中学新記録で、2冠を2年連続で達成します。高校生になった2016年には、リオオリンピックに200m個人メドレーに出場。決勝進出はできませんでしたが、レース後に東京オリンピックでの雪辱を誓っています。

水泳の期待の星はまだ中学生 酒井夏海選手

2001年生まれで、兄の影響で幼稚園の時に水泳を始めました。小学校を卒業してすぐに開催されたジュニアオリンピック春季大会の100m背泳ぎで優勝を果たしました。
中学校に入学すると、1年生の時に全国中学校水泳競技大会の100m背泳ぎで優勝、2年生の時には日本選手権の50m背泳ぎで中学新記録を出しました。ジャパンオープンでは200m背泳ぎで優勝、全国中学校水泳競技大会では100mと200m背泳ぎで2冠をとりました。3年の時には日本選手権の100m背泳ぎで中学新記録で優勝、200mでも優勝しました。リオオリンピックでは、メドレーリレーの代表に選出され、20年ぶりの中学生の出場となりました。

生まれたときから水泳の申し子 池江璃花子選手

兄と姉の影響で3歳から水泳を始め、5歳の時には既に自由形、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎで50m泳げています。小学校3年生の時には、全国レベルの大会に出場し、2010年のJOC春季ジュニアオリンピックカップでは50mバタフライで最年少ながら3位になりました。中学入学直前のJOC春季大会では、50m自由形で初の全国優勝を達成しました。
中学に入学してからは、2014年のJOC春季大会では、50mと100m自由形と50mバタフライで優勝しました。その後も中学生記録を更新し、この時すでに50m、100m、200mの自由形で日本記録保持者となっています。高校1年生になった2016年には、リオオリンピックに日本競泳史上で初めて7種目での出場を果たしました。

まとめ

18歳以下の競泳界の期待の選手たちを紹介しました。 リオオリンピックで既に知られている選手も、まだ有名ではない選手もいたかもしれません。2020年の東京オリンピックではメダルを期待できそうなジュニア選手ばかりです。今後の成長が楽しみですね。