先週の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは先週の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。
芝のプラス傾向
4、5枠
【4-2-4-21】勝率12.9%、複勝率32.3%
逃げ
【2-4-0-5】勝率18.2%、複勝率54.5%
芝で注意したい傾向
1~3枠
【2-3-1-34】勝率5.0%、複勝率15.0%
4角6番手以下
【1-0-3-67】勝率1.4%、複勝率5.6%
芝は中枠、逃げが好成績。先週は週中に天気が荒れたことで土曜日は良馬場ながら稍重に近い状況、日曜日は稍重での開催だった。その影響か、開幕2週目ながら極端な内枠有利ではなく、中枠からも好走馬が多数出ていた。今週も引き続き、天気は不安定なようなので、当日の馬場状態は確認必須だろう。
脚質は逃げの連対率が5割を超えた。2着馬4頭のうち3頭は8番人気以下の伏兵だった点からも注目だ。一方、4角6番手以下は連対馬1頭のみ。それもロングスパート戦になった中山牝馬Sでのこと。厳しい展開にならない限り、中団以降は厳しそうだ。
種牡馬関連では【1-1-0-2】だったデクラレーションオブウォー産駒に注目。中山芝での通算成績は【9-4-5-40】勝率15.5%、複勝率31.0%と良好で、回収率は単:200%、複:98%もある。該当馬を見つけた際は要チェックだ。
ダートのプラス傾向
7、8枠
【7-2-4-39】勝率13.5%、複勝率25.0%
4角5番手以内
【13-8-10-45】勝率17.1%、複勝率40.8%
ダートで注意したい傾向
4、5枠
【2-1-2-47】勝率3.8%、複勝率9.6%
4角6番手以下
【0-5-3-121】勝率0.0%、複勝率6.2%
ダートは外枠、前有利。先週は稍重、重馬場での開催だった。枠では7枠3勝、8枠4勝と、ダートの基本通りに外目が優勢。そのうち先行した馬が【5-1-2-7】複勝率53.3%と圧倒的だった。外枠の先行馬が前に切りこむ影響か、4、5枠の中枠は低調だった。
位置取りでは、全13レースの勝ち馬すべてが4角5番手以内。湿って脚抜きのよい馬場だった影響か前が止まらなかった。今週も馬場の水分量には注意したい。
その他では、人気別成績に注目。1番人気馬が【8-0-0-5】勝率61.5%、2番人気が【1-6-2-4】連対率53.8%とかなり堅かった。極端なレース傾向が出ていただけに狙いやすかったのかもしれない。極端な傾向があるときは当日人気を気にしてみても良さそうだ。
傾向まとめ
芝:中枠、前有利
ダ:外枠、前有利。4角6番手以下からは勝ち馬なし
特注データ
芝:デクラレーションオブウォー産駒は単勝ベタ買いでも期待値プラス
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