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【ダイヤモンドS】「重ハンデ馬優勢」「8枠5勝」など 当日まで覚えておきたいデータ

2021 2/14 18:15門田光生
2021年ダイヤモンドSに関するデータインフォグラフィックⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

適性抜群、ハーツクライ産駒

2月20日(土)に東京競馬場で行われる第71回ダイヤモンドS。冬場の名物長距離重賞戦としてすっかり定着している。ここ10年の単勝配当は3桁(8回)か、5桁(2回)かという極端な結果が出ているこのレース。今年は堅いのか、それとも大荒れなのか。出走馬の好走パターンを検証して週末に備えたい。

ダイヤモンドS出走馬の年齢ⒸSPAIA

ダイヤモンドS出走馬の性別・所属ⒸSPAIA


まずは年齢から。4~8歳までまんべんなく勝ち星を挙げているが、勝率を比べると4歳、5歳、6歳の順となっている。特に4歳馬は複勝率が47%以上もあり、出走馬の半分近くが馬券に絡んでいることになる。4歳馬が馬券の中心と考えていいが、ほかの世代にもチャンスは十分残されている。

また、連対馬は全て牡馬かセン馬。そもそも牝馬の出走頭数が極端に少ないレースでもある。東西所属別だとホームの美浦所属馬が7勝とリード。出走頭数がほぼ同じということを考えると、素直に美浦所属馬が有利と考えたい。

ダイヤモンドS出走馬のハンデⒸSPAIA


続いてはハンデの傾向。ここでは牡馬・セン馬に絞って傾向を見ていく。最も勝ち馬を出しているのは54キロの3勝。ただし54キロを背負った馬は出走頭数も最多で、勝率、連対率ともに10%を切っている。好走が目立つのは、一般的に「重い」と言われる58キロ以上を背負った馬。【3-2-0-4】で、勝率5割を超える優秀なものだ。逆に「軽い」と言われる52キロ以下から勝ち馬は出ていない。

ダイヤモンドS出走馬の枠順ⒸSPAIA

ダイヤモンドS出走馬の脚質ⒸSPAIA


しかし、長い距離を走ることによる負担を考えると、ハンデは大いに影響しそうなものだが、重い馬の方が活躍しているというのは意外。一方で長距離戦における枠順はあまり関係ないだろうと思っていたが、調べてみると8枠の数字が突き抜けていい。実に半分の5勝を挙げており、連対率も40%越え。特に16番枠の好走率がすさまじく、連対率66%以上となっている。ラッキー枠という言葉だけでは済まされず、大外枠が有利な理由があるのかもしれない。

逆に死に枠は6枠。19頭が出走して1頭も馬券に絡んでいない。狙った馬がこの枠に入らないように祈るだけだ。

有利な脚質はというと、差し馬が11連対。広い東京競馬場を2周半、しかも最後に待ち受けるのは長く、さらに坂がある直線。先行馬がこれをしのぎ切るには相当のスタミナが必要ということか。

ダイヤモンドS出走馬の種牡馬成績ⒸSPAIA


長丁場であるこのレースに強い種牡馬はハーツクライ産駒。【4-2-1-7】と断然の成績を誇っている。これまで多くの重賞レースのデータを調べてきたが、ここまで突出して種牡馬成績がいいのは珍しい。もちろん、同産駒のフェイムゲーム(3勝、2着1回)の貢献が大きいのだが、相性のいい種牡馬として覚えておいて損はないだろう。

ダイヤモンドS出走馬の生産者


生産者に関してもフェイムゲームの成績が大きく影響しているのだが、それを差し引いてもノーザンファーム生産馬の6勝は断トツの数字。2位が1勝で横並びだから、抜けて多いのが分かる。ここ10年間で最多の42頭を送り込んでいる(2位は8頭)こともあるだろうが、これは無視できない数字。

キーポイントは大外枠

冒頭に大荒れした年が2回あると書いたが、それは2012年と2020年。この2年に共通しているのは、ともに大外枠の馬が連に絡んでいるということ。枠順のデータでも大外枠は好成績を残していることが分かっており、本命党、穴党ともに注目の枠といえる。

あとは「ハンデは軽いより重い馬」「栗東所属より美浦所属」「先行馬より差し馬」といったあたりを頭に入れておいてレースに備えたい。

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて地方競馬を中心に予想・記事を執筆中。
短距離馬よりステイヤーの方が好きなので、長距離レースは馬券対象によくなります。ただ、短距離以上に展開を読むのが難しく、何がハナを切るかすら当たらないこともしばしば。そこで躓いていては、馬券が当たるはずもなし。「展開を制する者は馬券を制する」は名言です。

2021年ダイヤモンドS1週前データインフォグラフィックⒸSPAIA



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