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「緩急で惑わす」チェンジオブペースが得意なバスケットボール選手

2017 7/12 14:39おしょう
アレン・アイバーソン選手
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Photo by miqu77/Shutterstock.com

テニス、サッカーなどあらゆるスポーツで使われるテクニックがチェンジオブペースだ。 一見簡単なプレイに見えるが、実は奥が深いスキルでもある。 今回はチェンジオブペースが得意な選手を紹介する。

チェンジオブペースとは

チェンジオブペースとはドリブルをしている時に、スピードを速めたり遅くしたりすることで相手を幻惑するスキルだ。スピードが速ければ有効的だが、より大事なのは「緩急」だ。最大スピードと最小スピードの差が大きければ大きいほど有効になるプレイでもある。
しかし、それも瞬時に行わなくてはならないので、基礎のフットワークやドリブルなどが重要になってくる。

「変幻自在」カイリー・アービング選手

2016年NBAファイナルを制したキャバリアーズの絶対的司令塔が、カイリーアービング選手だ。
アービング選手はドリブルの際に、手首に近いところでボールを扱う。そのことでリズムが独特になり、ディフェンスもタイミングが取りづらくなる。通常のドリブルでもタイミングが取りにくいのに、そこでチェンジオブペースをすることで、さらなるズレを生じさせることができる。
アービング選手はドリブルムーブも豊富なので、チェンジオブペースからつなげることでディフェンス陣をさらなる混乱に陥れることができるのだ。

「抜群のハンドリング」テリー・ロジャー選手

ボストン・セルティックスのテリー・ロジャー選手は、まさに手にボールが張り付くようなハンドリングを見せる選手だ。
身体能力も非常に高く、バネのようなクイックネスを見せる。弾むようなドリブルからのチェンジオブペースではロジャー選手独特の動きが見られる。シュートに課題があるので、そこさえ伸びればさらに彼の特徴的なチェンジオブペースが有効になるだろう。まだ若く伸びしろがある、将来有望な選手の1人だ。

「背中にも目がある」スティーブ・ナッシュ選手

スティーブ・ナッシュ選手は、コート上での視野が非常に広く、ギャラリーや味方まで騙すかのようなパスが得意だった選手だ。
シュート、パス、ドリブルと全てが一級品だったが、さほど身体能力は高くなかったといわれている。しかし、それを補って余りあるほどのテクニックと、サッカー仕込みの独特な間合いから、チェンジオブペースで相手を抜き去ることもあった。
クイックネスが衰えた晩年でも、老獪なプレイスタイルで相手を翻弄し続け、バスケットは身体能力だけではないということを教えてくれた。

「低身長の得点王」アレン・アイバーソン選手

言わずと知れた、NBA史上最も低い身長の得点王となったのが、アレン・アイバーソン選手だ。183cmとNBAではかなり小柄な部類に入るアイバーソン選手が戦えていたのは、圧倒的なクイックネスがあってのことだった。
クロスオーバーを最も得意としていたが、その前の段階でよく使われていたのがチェンジオブペースだった。ゆったりとしたドリブルから瞬時に加速し、そこからクロスオーバーで抜き去る。シンプルなプレイだが、その洗練されたプレイは圧倒的だった。

まとめ

チェンジオブペースは必ずしも速い選手が良いというわけではない。 独自の間合いや、シュートバリエーションの多さなどでも相手との距離感が変わる。 そういった見えないところの駆け引きというのも、バスケットボールの醍醐味なのだ。

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