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阪神は優秀なベテランの陰で若手伸び悩み 野手・投手の年齢別成績を分析

2019 1/11 07:00青木スラッガー
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ベテラン頼みの一方で「29歳~33歳」の戦力層が薄い野手

<主な選手>

■「23歳以下」
植田 海(22)
島田 海吏(22)
熊谷 敬宥(23)

■「24歳~28歳」
北條 史也(24)
大山 悠輔(24)
板山 祐太郎(24)
髙山 俊(25)
江越 大賀(25)
中谷 将大(25)
原口 文仁(26)
糸原 健斗(26)
梅野 隆太郎(27)
陽川 尚将(27)

■「29歳~33歳」
ロサリオ(29)
伊藤 隼太(29)
森越 祐人(30)
俊介(31)
今成亮太(31)
上本 博紀(32)
山崎 憲晴(32)
ナバーロ(32)
小宮山慎二(33)

■「34歳以上」
鳥谷 敬(37)
糸井 嘉男(37)
福留 孝介(41)

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2018年シーズンの阪神野手陣はチーム打率.253・チーム得点577 がともにリーグ5位。広い甲子園を本拠地にしている事情はあるものの、リーグワーストのチーム本塁打85本、長打率.361を記録し、長打力不足に悩まされた。

年齢別成績を見ると、その課題の長打力もベテラン陣への依存度が高かったことがわかる。「34歳以上」が本塁打、打点、四球で30%以上の割合を占めた。ほとんどは大ベテランの糸井嘉男、福留孝介がたたき出したものである。

「29歳~33歳」の打席数は19%と少なく、上本博紀が長期離脱したこともあり、レギュラーは不在。打者としてピークを迎えるこの年齢層に主力打者がいないことは少し寂しいところだ。下の世代が成長しきっていれば問題はない。例えば西武は阪神と似た野手の年齢構成で山川穂高らの「24歳~28歳」がすでにチームをけん引しているが、阪神の場合はまだそこまで若手が成長しきっていなかった。

ただ、近年の若手育成の成果も表れはじめている。「24歳~28歳」はチームで最も高い50%の打席数を得た。糸原健斗、梅野隆太郎、陽川尚将、中谷将大、北條史也、大山悠輔とここにレギュラー、準レギュラークラスが集まっている。二塁手の糸原、捕手の梅野は定位置を確立し、中谷や大山をはじめ、長距離砲の素質がある選手も多い。彼らが順調に伸びて同時期に全盛期を迎えることができれば、リーグ屈指の強力打線も夢ではなさそうだ。

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