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横浜DeNAベイスターズの歴代監督がチームに残したモノ


横浜球場

Photo by Mtsaride/Shutterstock.com

横浜DeNAベイスターズがまだ横浜大洋ホエールズだったころも含めて、Aクラス入りを果たした5人の監督がそれぞれチームに何を残したのか、彼らのチーム運営や実績交えて振り返る。

須藤 豊

須藤豊監督は、1990?1992年のシーズン開幕まで横浜DeNAベイスターズの前前身、横浜大洋ホエールズ時代の監督だった。就任した1990年に3位の成績を残し、Aクラス入りを果たしている。
そんな須藤豊監督がチームに残したものは「最も優れた投手がストッパー(抑え)を務めるべきである」という抑え投手に対する思想だろう。この思想に基づき誕生したのが、「ハマの大魔神」こと佐々木主浩投手だ。伸びのあるストレートと、驚異的な落差のフォークボールを武器に奪三振の山を築いた投手で、ベイスターズのみならず日本球界屈指のストッパーとなった。
そんな佐々木投手の才能が開花するきっかけは、間違いなく須藤監督の思想によるものだ。

大矢 明彦

1996年?1997年、2007年?2009年の2期5年に渡ってベイスターズの監督を務めた。大矢監督がチームに残したモノ、それは何と言っても谷繁元信選手を、球界を代表する捕手に育てあげたことではないだろうか。
前任の近藤昭仁監督時代にバッテリーコーチに就任していた大矢氏は、その頃から谷繁選手の捕手としてのリード技術、打撃面を徹底的に指導する。大矢氏が監督になってからは、それまでレギュラーとして定着しなかった谷繁選手を積極起用。その甲斐あって、課題であったリード面、打撃面でも著しい成長を遂げ、球界を代表する捕手になった。
谷繁氏は現在、中日ドラゴンズの監督を務めている。

権藤 博

権藤博監督が横浜DeNAベイスターズに残したモノ、それは輝かしいチームの成績ではないだろうか。
近年は優勝争いから遠のき、厳しいシーズンが続いている横浜DeNAベイスターズ。
しかし、権藤監督がチームを率いた1年目の1998年には実に38年ぶりになるセリーグ優勝と日本一に輝いた。その後、2000年までチームの監督を務めたが、在任したすべての期間でAクラス入りを果たすなど、引退時は惜しまれる声が大変多かったのが印象的だ。

森 祇晶

森祇晶監督は、権藤監督の放任主義から一転した管理主義と、球団フロントサイドとの軋轢のため、横浜では思うような成績を残せていない。しかし、初年度はAクラス入りを果たしているあたりはさすがだ。
西武監督時代の日本一6回、リーグ優勝8回という実績があまりにも凄すぎるため、横浜監督時代の実績がかすんでしまうかもしれない。だが、ベイスターズでも選手の特性を見抜き、才能を開花させている。
その1人が、斎藤隆投手だろう。メジャーに行った佐々木投手の穴を埋めるべく、彼を抑えに転向させる。この起用は成功し、斎藤投手はこの年防御率1.67の好成績をおさめる。後の斎藤投手がメジャーリーグに移籍した際も、この時の経験が役立っていると語っていたのが印象的だった。

牛島 和彦

牛島監督というと豪快な人柄、若いころのヤンチャぶりが武勇伝になって語られることが多いだ。
大阪浪商時代、「投げとんのは俺や。黙ってみとけ!」と監督に言うよう伝令係に指示したなど、武勇伝をあげればキリがない。もっとも、彼自身は「ヤンチャな頃もあったけどそこまでではない。ネットの噂が1人歩きして困っている」と言っている。初年度からAクラス入りを果たすなど、監督としての実績も確かなものだが、2年目はチーム不振のため、責任をとって自ら辞任した。
1年目のAクラス入りを考えると、辞任しなくてもと思えてしまうが、男気、責任感といったものをベイスターズファンの脳裏に焼き付けていった方ではないだろうか。

まとめ

港町横浜の野球チーム。どことなく海の男の豪快さや自由奔放さを重ね合わせてしまうが、歴代監督たちを知ると、チームの自由や豪快な気質などが伝わってくる。2017年はラミレス監督率いる横浜DeNAベイスターズがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

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