トップは加藤貴之、山﨑福也が2位にジャンプアップ
昨季は2年連続最下位から2位に躍進した日本ハム。クライマックスシリーズでは王者ソフトバンクの前に屈したが、オフの契約更改では6年ぶりのAクラス入りとあって大幅アップとなった選手が続出した。
外国人選手を除く2025年の年俸ランキングトップ10は以下の通り。
■2025年 日本ハム年俸ランキングトップ10
1位 加藤貴之 3億円(±0)
2位 山﨑福也 2億5000万円(1億9000万△)
3位 伊藤大海 2億2000万円(1億1000万△)
4位 万波中正 1億6500万円(8500万△)
5位 松本剛 1億1000万円(±0)
6位 伏見寅威 1億円(±0)
7位 河野竜生 9000万円(4000万△)
8位 清宮幸太郎 8000万円(3600万△)
9位 田中正義 7200万円(3600万△)
10位 杉浦稔大 7000万円(1800万△)
※()内は前年比
現状維持の3億円で契約を更改した加藤貴之が2年連続チームトップとなった。昨季はリーグ最多となる27試合に登板し、166.2イニングを投げて4年連続の規定投球回をクリア。自身初の2ケタ10勝(9敗)を挙げ、防御率2.70の好成績でCS進出に貢献した。今季も先発陣の軸としてチームのために腕を振る。
2位は山﨑福也で2億5000万円。2023年オフに国内FA権を行使してオリックスから入団し、4年総額10億円の契約を結んだ。年俸据え置きとなったFA移籍1年目の昨季年俸6000万円から1億9000万円の大幅増で、2位へとジャンプアップした。
3位は2億2000万円で伊藤大海。プロ4年目の昨季は自身初の開幕投手を務めるなど26試合に登板し、14勝5敗、防御率2.65、勝率.737をマーク。最多勝と最高勝率の投手2冠に輝き、年俸も昨季から倍増となる1億1000万円アップとなった。今季もエースとして投手陣を引っ張り、チームを悲願のリーグ優勝に導く。
最優秀中継ぎ投手・河野竜生が7位にランクイン
4位には1億6500万円で万波中正が入った。6年目の昨季は136試合に出場し、打率.252、18本塁打、60打点をマーク。守備でも両リーグ外野手トップの11補殺を記録し、2年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞した。8500万円アップで臨む今季も攻守両面でチームの勝利に貢献する。
5位は松本剛で1億1000万円。昨季は127試合に出場し、打率.236、1本塁打、19打点と2022年の首位打者にとっては不本意な成績に終わった。ただ、チームトップの20盗塁を記録した足と堅守で勝利に貢献し、現状維持で更改。今季は巧みなバットコントロールを取り戻し、タイトル奪還を目指す。
6位は1億円で伏見寅威。オリックスからFA移籍2年目の昨季は62試合に出場と昨季(89試合)から出番は減ったが、打率.242、21打点と勝負強さを見せていた。3年契約の最終年となる今季も扇の要として持ち味を発揮し、チームを勝利へと導く。
7位は河野竜生の9000万円。プロ5年目の昨季は52試合に登板して、1勝4敗33ホールドをマークし、自身初タイトルとなる最優秀中継ぎに輝いた。年俸も昨季の5000万円から4000万円の大幅増。今季もセットアッパーとしてフル回転し、ブルペンを支えたい。
大幅増の清宮幸太郎と田中正義がトップ10入り
8位は8000万円で清宮幸太郎。昨季はケガの影響で出遅れたが、後半戦は主軸として打線をけん引。89試合に出場して打率.300、15本塁打、51打点の成績を残し、昨季からほぼ倍増となる3600万円アップで契約を更改した。今季は1年を通して一軍で活躍し、主軸として打線をけん引できるか注目だ。
9位には7200万円で田中正義が入った。日本ハム2年目となった昨季は主に抑えとして自己最多となる53試合に登板し、4勝4敗20セーブ12ホールド、防御率2.17をマーク。年俸も昨季から3600万円の大幅増となった。ただ、不調による二軍調整もあっただけに、今季はシーズン通してフル回転し、ブルペンを支えたいところだ。
10位は7000万円で杉浦稔大。プロ11年目の昨季は40試合に登板し、2勝0敗3セーブ15ホールド、キャリアハイとなる防御率1.56をマークするなど充実したシーズンを送り、1800万円アップを勝ち取った。今季は勝利の方程式入りし、自身初タイトルを狙いたい。
※金額は推定
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