宮﨑敏郎は最年長タイ記録36歳での首位打者なるか
2024年に「年男」を迎えるのは、2000年生まれの24歳、1988年生まれの36歳の選手たちだ。2024年の干支は「辰」。辰年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は三浦大輔政権4年目で悲願のペナント制覇を目指すDeNAの選手を取り上げる(支配下選手のみ)。
DeNAの「年男」はルーキー含め7人。その中で唯一の1988年生まれがプロ12年目を迎える宮﨑敏郎だ。通算打率.304を誇る球界屈指のスプレーヒッターは、昨季124試合に出場してキャリアハイとなる打率.326をマーク。自身6年ぶり2度目の首位打者に輝いた。9月25日の巨人戦(横浜)では、通算1075試合目で初盗塁も記録した。
今季は現一軍打撃コーチの鈴木尚典氏が1998年に達成して以来、球団2人目となる2年連続首位打者に挑む。36歳シーズンでの首位打者は最年長タイ記録でもある。「ハマのプーさん」のバットから今年も目が離せない。
宮﨑と同じ内野手では、2年目の林琢真が2000年の辰年生まれ。ルーキーイヤーの昨季は「2番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取り、本職の二塁のほか、遊撃も守るなど内野のユーティリティープレーヤーとして存在感を発揮。65試合に出場し、打率.206、11打点、7盗塁の成績を残した。今季は打力アップを図り、遊撃のレギュラーを狙う。
同じく2年目を迎える橋本達弥も年男。昨季は即戦力として期待されながらも一軍登板はなし。二軍では中継ぎとして32試合に登板して4勝3敗、防御率3.00の成績だった。今季は自慢の直球とフォークに磨きをかけ、一軍マウンドを主戦場にしたい。
その橋本のライバルとなるのが6年目の宮城滝太。滋賀学園高から2018年育成1位で入団した右腕は2022年に支配下選手へ昇格。昨季は中継ぎとして一軍デビューを果たし、11登板で3ホールドを挙げ、防御率3.86の数字を残した。今季はブルペン内での序列を上げ、勝ちパターン入りを狙いたい。