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広島の2024「年男」 絶対的レギュラー目指す小園海斗、復活期す秋山翔吾がV奪回へのキーマン

2024 1/2 06:00SPAIA編集部
広島の2024「年男」
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ⒸSPAIA

自身初のフル出場狙う小園海斗

2024年に「年男」を迎えるのは、2000年生まれの24歳、1988年生まれの36歳となる選手たちだ。2024年の干支は「辰」。辰年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は2018年以来の優勝を目指す広島の選手を取り上げる(支配下選手のみ)。

広島の小園海斗


広島には2000年生まれの年男が5人いる。中でも今季飛躍を期待されているのが、小園海斗だろう。未来の正遊撃手候補として報徳学園高から2018年ドラフト1位で入団し、1年目から58試合に出場、打率.213、4本塁打、16打点をマーク。3年目の2021年には遊撃レギュラーに定着し、113試合に出場、打率.298、5本塁打、35打点の成績を残した。

2022年も127試合に出場し、順調にチームの主力へと成長していたが、昨季は序盤の打撃不振が響き、80試合の出場にとどまった。6年目の今季は中心選手としてチームをけん引する役割が求められる。安定感に欠ける打撃を改善し、自身初のフル出場が至上命題となる。

小園以外にも、林康汰、羽月隆太郎、久保修、中村貴浩と、レギュラー奪取を狙う若鯉が揃う。林は2021年に102試合に出場し、打率.266、10本塁打、40打点とキャリアハイの成績を残したが、ここ2年は一軍で結果を残せていない。レギュラー獲りへ正念場のシーズンを迎える。

小園と同期入団の羽月は昨季、足のスペシャリストとして一軍に定着し、自己最多の14盗塁をマーク。その一方で、打率.149とバットで結果を残せなかった。今季は課題を克服し、二塁の絶対的レギュラー・菊池涼介からポジション奪取を狙う。

久保と中村はともにルーキーイヤーの昨季、一軍の壁にぶつかった。久保は一軍出場なし、中村は5月に支配下へ昇格したが、一軍では15試合に出場し、打率.176だった。久保は定評のある守備と俊足に、中村は打撃に磨きをかけ、一軍定着を目指したい。

會澤翼&秋山翔吾の復活に期待

1988年生まれの會澤翼、秋山翔吾のベテランコンビも「年男」を迎えるシーズンとなる。

會澤はプロ17年目の昨季、坂倉将吾がキャッチャーに専念したこともあり、スタメンマスクは39試合に激減。途中出場も含め54試合と、ここ10年でもっとも少ない出場数に終わり、打撃成績も打率.174、1本塁打、10打点だった。

捕手ではチーム最年長の35歳。チーム内での立ち位置も大きく変わってきた中、今季はサポート役に徹しつつも、どん欲に出場機会を求めて昨季を上回る活躍を見せたい。

2022年途中に広島へ加入した秋山は、昨季5月初めまで打率4割以上をキープする好スタートを切るも、夏場に失速。8月中旬には右ふくらはぎ痛で離脱し、115試合の出場で、打率.274、4本塁打、38打点。CSではスタメンを外れる試合もあるなど、消化不良の1年だった。

3年契約の最終年となる今年は勝負のシーズンとなる。今季の打撃陣は昨季チーム3冠(打率、安打、打点)だった西川龍馬が抜け、得点力の低下が懸念される中、36歳を迎える安打製造機が意地を見せることができるか注目だ。

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