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ソフトバンク「大器」スチュワートJr.がプロ初勝利へ大チャンス、8連敗の西武は隅田知一郎に託す

2023 7/10 11:00SPAIA編集部
ソフトバンク・スチュワートJrと西武・隅田知一郎のインフォグラフィック

ⒸSPAIA

来日5年目で未勝利のメジャードラ1右腕

ソフトバンク・スチュワートJrと西武・隅田知一郎のインフォグラフィック


「鷹の祭典2023in大阪」と題して京セラドーム大阪で10日に1試合だけ行われるソフトバンク主催の西武戦。南海時代からのホークスファンも多い大阪で先発マウンドに立つのはスチュワート・ジュニアだ。

高校時代にMLBドラフト会議でブレーブスから1巡目指名されたものの入団合意に至らず、東フロリダ州立短大に進学後、2019年シーズン中にソフトバンク入り。6年総額700万ドルとも言われる破格の契約も話題となり、身長198センチの大型右腕への期待は高かったが、来日5年目でいまだ勝ち星はない。

2021年に11試合登板で1ホールドを挙げたのみ。今季は2試合に先発して自責点0だが、勝ち運に見放されたままだ。

オーバースローから投げ込む平均154キロのストレートは球威抜群。メジャーでドラフト1位指名された大器の片鱗は何度ものぞかせている。

今季初対戦の西武は打線に元気がない。スチュワート・ジュニアとすれば思い切り腕を振れるだろう。アメリカから福岡にやってきた右腕が大阪でプロ初勝利を挙げるか。今回が大きなチャンスであることは間違いない。

隅田知一郎は先制点厳禁

一方、8連敗中の西武は隅田知一郎が先発する。今季は11試合に登板して3勝7敗、防御率3.88の成績を残している。

西日本工大から4球団競合の末に西武入りした左腕。ルーキーイヤーの昨季はプロ初勝利を挙げた後、10連敗と白星に見放されたが、防御率3.75と内容は決して悪くなかった。

それは今季も同様で、白星をつかむためには先制点を与えずに粘り強く投げ抜くことが求められる。味方打線の援護も多くは期待できない現状ではなおさらだろう。

ソフトバンク戦は3試合で1勝2敗、防御率4.02と相性が良いとは言えない。しかし、4月19日にプロ初勝利以来となる今季初勝利を挙げ、お立ち台で涙をこぼしたのもソフトバンク戦だった。

あれから3カ月。隅田が「鷹の祭典」を「獅子の祭典」に変えるほどのチームを救う快投が期待される。

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