防御率2.54と安定感抜群の戸郷

巨人・戸郷翔征が14日の西武戦(東京ドーム)に先発する。今季は10試合に登板してハーラートップの7勝(1敗)を挙げ、防御率2.54と安定している。7回無失点で勝ち投手になった前回7日のオリックス戦以来、中6日での登板だ。
切れのいいストレートが投球割合の半分以上を占めているが、フォークも27.1%と多い。被打率.162で、空振り率も13.5%と高いフォークを低めにコントロールできるかがカギだろう。
西武打線は6月5日のDeNA戦に6-4で勝って以来、7試合連続2得点以下と元気がない。巨人投手陣を引っ張る戸郷としては確実に勝ち星を上積みしておきたい一戦だ。
昨季10勝の左腕エンス
一方、西武の先発はディートリック・エンス。昨季10勝を挙げた左腕も今季は7試合登板で1勝6敗、防御率4.05と実力を発揮できていない。5月17日の日本ハム戦で4.1回3失点で降板し、登録抹消された。
その後、6月6日のイースタン・リーグ巨人戦で5回67球を投げて無失点。そこから中7日で復活を期すマウンドとなる。
ストレートは平均148キロと球威があり、変化球もカットボール、チェンジアップ、ツーシーム、スライダー、カーブと多彩。コントロールに細心の注意を払いながら、巨人打線が早打ちしてくれればリズムに乗る可能性もある。
交流戦でも負け越しており、低迷中の西武。エンスにはチームに勢いをもたらす力投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【交流戦】
DeNA・T.バウアー-日本ハム・加藤貴之(横浜)
阪神・西勇輝-オリックス・曽谷龍平(甲子園)
ヤクルト・高橋奎二-ソフトバンク・東浜巨(神宮)
中日・涌井秀章-ロッテ・種市篤暉(バンテリンドーム)
広島・九里亜蓮-楽天・田中将大(マツダスタジアム)
【関連記事】
・プロ野球セ・パ交流戦の通算成績、年度別優勝チームとMVP
・セ・リーグ球団別週間MVP DeNA牧秀悟がリーグトップ!巨人・岡本和真は2試合連発
・史上空前の大混戦!2023年セ・パ交流戦優勝チームは史上最低勝率?