日米通算登板数歴代7位の「鉄腕」
日本ハムの宮西尚生投手(38)がNPB史上初の通算400ホールドに迫っている。今季は23試合に登板して1勝1敗1セーブ11ホールドをマークし、通算831試合で37勝38敗13セーブ391ホールド。自身の持つ通算ホールド記録を更新し続けており、節目の400ホールドまで「あと9」としている。
市尼崎高から関西学院大を経て2007年大学生・社会人ドラフト3巡目で入団し、プロ16年目。左のサイドハンドから繰り出すキレのいいストレートとスライダー、シンカーを武器に2016、2018、2019年の3度、最優秀中継ぎ投手に輝いた。
ルーキーイヤーから14年連続50試合以上に登板。昨季は24試合登板にとどまり、岩瀬仁紀(元中日)の持つNPB記録の15年には届かなかったものの、831試合登板はMLBでの登板数を含めた日米通算記録でも歴代7位だ。
宮西の上には岩瀬仁紀(1002試合)、米田哲也(949試合)、金田正一(944試合)、五十嵐亮太(906試合)、梶本隆夫(867試合)、小山正明(856試合)の6人しかおらず、今季60試合に登板すれば梶本を抜いて歴代5位に浮上する。現役では屈指の「鉄腕」と呼んでも異論はないだろう。