WBCで世界一に貢献した佐々木朗希と山本由伸

日本球界最高峰の対決がついに実現する。ロッテ佐々木朗希とオリックス山本由伸。第5回ワールドベースボールクラシック(WBC)でともに日本の世界一に貢献した両雄が14日、ZOZOマリンで初めて先発として投げ合う。
佐々木はWBC準決勝のメキシコ戦に先発し、ウリアスに3ランを浴びて4回3失点。帰国後は調整登板を挟まずに4月6日の日本ハム戦に先発し、6回1安打11三振無失点と完璧な投球で今季初勝利を挙げた。
昨季はオリックス戦4試合に登板して3勝1敗、防御率1.20と好相性で、球団別では最も白星を稼いだ。ただ、8打数3安打だった吉田正尚が抜けた分、ルーキー茶野篤政、2018年ドラフト1位の太田椋、FA移籍の森友哉ら昨季とは違う顔ぶれがスタメンに名を連ねるだけにあまり参考にならないかも知れない。
相手の先発を考えると大量援護は望み薄。投手戦必至の一戦で先制点を与えないことが肝要だ。
山本由伸は昨季ロッテ戦5勝
一方のオリックス山本もWBC準決勝のメキシコ戦に佐々木の後を受けて2番手で登板し、3.1回2失点。帰国後に二軍戦で調整登板し、4月6日のソフトバンク戦では6回2安打6三振無失点で今季初勝利を挙げた。佐々木と同じ中7日でのマウンドとなる。
昨季はロッテ戦6試合に登板して5勝0敗、防御率1.53とお得意様にしていた。気持ちの上ではやりやすいだろう。
メジャー希望も噂される右腕にとって、佐々木朗希との投げ合いは自らの商品価値を高める最高の舞台だ。MLBのスカウトも注目するであろう一戦で、タイトルを独り占めにする山本由伸が「一日の長」を見せられるか。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・R.ガゼルマンー阪神・青柳晃洋(横浜)
中日・小笠原慎之介-巨人・T.ビーディ(バンテリンドーム)
広島・大瀬良大地-ヤクルト・小川泰弘(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-西武・松本航(エスコンF)
楽天・田中将大-ソフトバンク・和田毅(楽天モバイル)
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