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ヤクルトの通算本塁打ランキング 村上宗隆は歴代11位、山田哲人は球団記録更新も視界

2023 10/30 11:00SPAIA編集部
ヤクルトの山田哲人と村上宗隆,ⒸSPAIA
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304本塁打の池山隆寛がトップ

ヤクルトの村上宗隆は2023年シーズン、打率.256、31本塁打、84打点で無冠に終わった。2022年の三冠王としては物足りなく映るが、それでも本塁打はリーグ2位、打点はリーグ4位の成績を残している。

九州学院高から入団6年で通算191本塁打。順調なら2024年シーズン早々にも200号をクリアするだろう。今後どこまで数字を伸ばすか楽しみは尽きない。

ヤクルトの球団史上最多本塁打は池山隆寛がマークした304本。豪快なスイングで「ブンブン丸」と呼ばれ、1990年代のヤクルト黄金時代を支えた。

球団の歴代本塁打ランキングは以下の通りとなっている。

ヤクルトの通算本塁打ランキング


2位は288本塁打のウラディミール・バレンティン。2013年にNPB新記録の60本塁打を放つなど本塁打王に3度輝いた。2020年からソフトバンクに移籍し、NPB通算301本塁打。一時代を築いた名助っ人だった。

3位はベスト10で唯一の現役、山田哲人で285本塁打。履正社高からドラフト1位で入団して、トリプルスリーを3度達成するなど、チームの主力として活躍している。2024年中に300号到達、さらに球団記録更新も不可能ではないだろう。

広沢克己228本、杉浦享224本、若松勉220本

4位は228本塁打の広沢克己。明治大のスラッガーとしてロサンゼルス五輪で金メダルを手土産にプロ入りし、2度の打点王に輝くなど池山と「イケトラコンビ」として活躍した。1995年からFAで巨人に移籍し、2000年から阪神でプレー。巨人と阪神で4番を務めた唯一の打者として通算306本塁打の成績を残した。

5位は杉浦享の224本塁打。左の強打者として1970年代後半から1980年代に活躍し、通算1782試合出場、打率.284、753打点をマークした。

6位は「ミスタースワローズ」と呼ばれた若松勉。身長168センチと小柄ながら通算2173安打、220本塁打、884打点の成績を残した。引退後は監督も務め、2001年に優勝している。

7位は217本塁打の古田敦也。野村克也監督に捕手としての教育を受け、攻守にわたってヤクルト黄金時代を引っ張った。大卒、社会人出身として史上初の2000安打を達成し、2006年から2シーズン、選手兼任監督を務めた。

ぺタジーニは4年で160発

8位は211本塁打のアレックス・ラミレス。2001年に来日して7シーズン、ヤクルトでプレーし、2003年には40本塁打、124打点で二冠王に輝いた。その後、巨人、DeNAでもプレーし、NPB通算2017安打、380本塁打をマーク。引退後はDeNAの監督を務めた。

9位は大杉勝男で199本塁打。プロキャリアは東映でスタートし、本塁打王と打点王を2度獲得した。1975年に内田順三と小田義人との交換トレードでヤクルトに移籍すると、史上初の両リーグ1000安打を達成。プロ通算2228安打、486本塁打をマークした。

10位は192本塁打の岩村明憲。宇和島東高からドラフト2位で入団し、2007年からメジャー挑戦した。デビルレイズなどで4年間プレーした後、日本球界に復帰。2011年から楽天、2013年からヤクルトに復帰し、2014年に引退した。NPB通算193本塁打のうち、1本だけ楽天で記録している。

11位が191本塁打の村上宗隆。順調なら2024年中に200号を放ち、トップ10入りするだろう。トップ5にくい込んでくる可能性も十分にある。希代のスラッガーが神宮で描くアーチの1本1本をまぶたに焼き付けていきたい。

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