442本塁打の西武・中村剛也がトップ
プロ野球界で一大勢力を誇るのが大阪桐蔭高OBだ。2022年の現役選手は23人。しかも、プロでも指折りの強打者が多い。そこで大阪桐蔭出身選手の本塁打ランキングを作成してみた。

1位は442本塁打の西武・中村剛也。高校時代は甲子園に出場できなかったが、通算83本塁打をマークしてドラフト2位でプロ入りすると、本塁打王に6度、打点王に4度も輝いている。
2020年は9本塁打と不振だったが、昨年は18本塁打74打点と健在を証明。プロ21年目の38歳は、NPBのみで史上14人目となる通算450本塁打も目前だ。
2位は巨人の中田翔で264本塁打。高校時代は87本塁打をマークし、甲子園を沸かせた。日本ハムでは3度の打点王を獲得。昨季途中に巨人に移籍したものの不本意な成績に終わった。15年目の今季に復活をかけている。
3位は230本塁打の楽天・浅村栄斗。高校時代は夏の甲子園で優勝し、西武時代に2度の打点王、楽天移籍後の2020年に本塁打王に輝いた。今季中に節目の250本塁打を狙う。
平田良介は104本、森友哉は94本、藤原恭大は8本で6位
4位は中日の平田良介で104本塁打。高校3年夏の甲子園でPL学園・清原和博以来の1試合3本塁打をマークするなど、通算70本塁打を放った。プロ入り後は中距離打者として活躍。昨季は21試合の出場にとどまり、年俸は大幅ダウンしたが、今年3月で34歳だけに老け込むのはまだ早い。
5位は94本塁打の西武・森友哉。2012年に1学年上の藤浪晋太郎(現阪神)とバッテリーを組んで甲子園春夏連覇。3年春夏と合わせて計4度甲子園に出場し、通算41本塁打をマークした。
西武では2019年に打率.329で首位打者に輝くなど、打てる捕手として活躍。まずは今季中に大台の100号に到達したい。
6位には今年4年目のロッテ・藤原恭大が8本塁打でランクイン。大阪桐蔭史上「最強世代」と呼ばれ、2年春から4季連続甲子園に出場し、3度の全国制覇を果たした時の1番打者だった。
ドラフト1位でプロ入りし、1年目は6試合出場、本塁打なし、2年目は26試合出場、3本塁打、3年目は78試合出場、5本塁打と着実に成績をアップしている。今季は不動のレギュラーをつかみたい。
「最強世代」根尾昂はプロ3年間で1本塁打
7位は6本塁打の西武・岡田雅利。高校時代は中田翔とバッテリーを組み、3年春のセンバツでベスト8に進出した。大阪ガスを経てプロ入りし、8年間で通算324試合出場、打率.217、6本塁打の成績を残している。
8位は4本塁打の巨人・香月一也。3年生だった2014年の夏の甲子園で全国制覇を果たし、ドラフト5位でロッテに入団。2020年9月に澤村拓一との交換トレードで巨人に移籍した。昨季は39試合に出場して3本塁打。今年はさらに出番を増やしたい。
9位はオリックスの山足達也で3本塁打。高校時代は2年春のセンバツに出場し、立命館大、Honda鈴鹿を経て2017年ドラフト8位でオリックスに入団した。プロ4年間で通算169試合に出場している。
10位は広島の正隨優弥で2本塁打。香月一也らとともに2014年夏の甲子園で優勝し、亜細亜大を経てプロ入りした。通算21試合に出場している。
ちなみに「最強世代」の一人としてドラフトで4球団競合した中日・根尾昂はプロ3年間で通算83試合に出場し、打率.165、1本塁打。同じ高卒ドラ1の左打者だった立浪和義新監督の下で、飛躍が期待される。
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