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大阪桐蔭出身の現役プロ野球選手通算本塁打ランキング、豪華スラッガー並ぶ

2023 11/14 06:00SPAIA編集部
西武の中村剛也・巨人の中田翔・楽天の浅村栄斗,ⒸSPAIA
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471本塁打の西武・中村剛也がトップ

プロ野球界で一大勢力を誇るのが大阪桐蔭高OBだ。2023年の現役選手は21人。しかも、プロでも指折りの強打者が多い。そこで大阪桐蔭出身選手の本塁打ランキングを作成してみた。

大阪桐蔭出身現役選手の通算本塁打


1位は471本塁打の西武・中村剛也。高校時代は甲子園に出場できなかったが、通算83本塁打をマークしてドラフト2位でプロ入りすると、本塁打王に6度、打点王に4度も輝いている。

プロ22年目の2023年もチームトップの17本塁打。40歳となっても衰え知らずのスラッガーだ。ここまで来れば、あと29本に迫る500本塁打は達成したいだろう。

2位は巨人の中田翔で303本塁打。高校時代は87本塁打をマークし、甲子園を沸かせた。日本ハムでは3度の打点王を獲得。2021年に巨人に移籍し、2022年は24本、2023年も15本のアーチを架けた。今オフは去就が注目されている。

3位は283本塁打の楽天・浅村栄斗。高校時代は夏の甲子園で優勝し、西武時代に2度の打点王を獲得すると、楽天移籍後の2020年、さらに2023年もポランコ(ロッテ)、近藤健介(ソフトバンク)と26本で並んで本塁打王に輝いた。2024年は節目の300本塁打を超えそうだ。

森友哉は120本、藤原恭大は12本で5位

通算105本塁打の平田良介が2022年に引退したため、4位は120本塁打のオリックス・森友哉。2012年に1学年上の藤浪晋太郎とバッテリーを組んで甲子園春夏連覇し、高校通算41本塁打をマークした。プロ入り後は西武時代の2019年に首位打者を獲得。FAでオリックスに移籍した2023年は打率.294、18本塁打、64打点の好成績でリーグ優勝に貢献した。

5位にはロッテ・藤原恭大が12本塁打でランクイン。大阪桐蔭史上「最強世代」と呼ばれ、2年春から4季連続甲子園に出場し、3度の全国制覇を果たした時の1番打者だった。ドラフト1位でプロ入りし、1年目から開幕スタメン出場。5年目の2023年は自己最多の103試合出場、打率.238、3本塁打をマークした。2024年は不動のレギュラーをつかみたい。

6位は6本塁打の西武・岡田雅利。高校時代は中田翔とバッテリーを組み、3年春のセンバツでベスト8に進出した。大阪ガスを経てプロ入りし、10年間で通算325試合出場、打率.217、6本塁打の成績を残している。

「最強世代」根尾昂は1本塁打で投手転向

7位は4本塁打の巨人・香月一也とオリックス・山足達也が並ぶ。香月は3年生だった2014年夏の甲子園で全国制覇を果たし、ドラフト5位でロッテに入団。2020年9月に澤村拓一との交換トレードで巨人に移籍した。2023年は一軍出場がなく、オフに戦力外通告を受けている。

山足は高校時代は2年春のセンバツに出場し、立命館大、Honda鈴鹿を経て2017年ドラフト8位でオリックスに入団した。内野のユーティリティープレーヤーとしてプロ6年間で通算197試合に出場している。

9位は楽天の正隨優弥と日本ハムの福田光輝が2本塁打で並んだ。正隨は香月一也らとともに2014年夏の甲子園で優勝し、亜細亜大を経てプロ入りした。2022年オフの現役ドラフトで楽天に移籍したが、2023年は1試合出場に留まり、オフに戦力外通告を受けている。

福田は2014年夏の甲子園に香月、正隨らとともに2年生ながら出場して全国制覇。3年春のセンバツでも主将としてベスト4入りした。法政大を経て2019年ドラフト5位でロッテに入団。2023年3月に西村天裕とのトレードで日本ハムに移籍し、24試合に出場して2本塁打を放った。

ちなみに「最強世代」の一人としてドラフトで4球団競合した中日・根尾昂は通算1本塁打で投手に転向。2021年ドラフト5位でオリックス入りした池田陵真や、2022年ドラフト1位でDeNA入りした松尾汐恩らの成長も楽しみだ。

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