ロッテは応援動画と音声で選手を後押し
6月19日に開幕後、当面は無観客試合として行われるプロ野球。球場に足を運べないファンのため、声援の後押しを受けられない選手のために、各球団が趣向を凝らしている。
開幕カードを敵地でソフトバンクと戦うロッテは、6月23日からZOZOマリンスタジアムでオリックスと6連戦が組まれている。通常ならライトスタンドで繰り広げられる統制の取れた熱い応援を背に戦うが、無観客試合ではホームの有利さも半減する可能性がある。そこで球団と千葉ロッテマリーンズ応援団が協議し、ファンの応援動画や音声をロッテの攻撃時などにスタジアムのビジョンと音響を駆使して流すことになった。
球団公式HPから6月14日までに応援動画と音声を投稿すれば、集約、編集した映像と音声が選手に届くことになる。9日に行われた中日との練習試合ではライトスタンドにスピーカーを3台設置し、事前に収録した応援団の音声をテスト。本塁打を放った井上晴哉は「後押しを受けている感じがあった」と上々の反応を示しており、いつものホームゲームに近い雰囲気を演出できそうだ。
HPで募集している応援歌・コールは「LOTTEコール」、「We Are」など10種類。球団広報室は「応援団の皆様のご理解とご協力をいただき募集をさせていただくことになりました。ファンの皆様にもぜひご参加をいただき、この新しい形での応援で盛り上げることが出来ればと思っています。今は出来ることは限られておりスタジアムに直接、足を運んでの応援をしていただくことは出来ない状況ですが、こういった形で応援していただき、一緒に戦っていただければと思います」とコメントしている。