ロサンゼルス・ドジャーズファンも熱狂した4年ぶりの地区優勝
2012年に球団オーナーが変わり、選手補強に資金を充てられるようになったドジャーズ。その戦力強化の効果が表れたのは翌2013年だった。
開幕当初はトップとの差が開いていたにも関わらず、6月にはキューバから亡命してきたヤジエル・プイーグが大活躍。実に4年ぶりの地区優勝を果たした。観客動員数がリーグ1位に返り咲き、熱狂に包まれた年となった。さらに、投手史上最高額である7年2億1500万ドルで活躍目覚ましいカーショウと契約延長したことも話題になった。
歓喜のビールかけ祝賀会!ドジャーブルーの観客席も沸いた勝利
2014年の対サンフランシスコ・ジャイアンツの試合では、先発登板したカーショウの活躍で2年連続地区優勝を飾った。観客席ではドジャーブルーを身に着けたファンが勝利を称え、選手はその声援に応えた後ビールシャワーで勝利を祝った。
深いブルーが美しいドジャーブルー。1976年から1996年まで監督を務めたトミー・ラソーダの「私にはドジャーブルーの血が流れているし、死んだら天国でもドジャーズの一員として大きな存在になる」という言葉は有名。
ロサンゼルス・ドジャーズ快進撃!3年連続地区優勝
勢いに乗った2015年のドジャーズは、年間を通してほぼトップをキープ。そして3年連続で地区優勝。ロッカールームでのビールシャワーは歓喜に包まれた。
華々しく勝利を飾ったこの年、3年ものあいだ活躍し続けたグレインキーが退団し、デーブ・ロバーツが新監督に就任とチーム内に変化が訪れた。また、オフには広島カープから移籍し入団した前田健太についても話題になった。
ロサンゼルス・ドジャーズファン必見!初優勝を称えたビールで乾杯
益々の活躍が期待され盛り上がりをみせるドジャーズだが、ワールドシリーズからは1988年の優勝を最後に遠ざかっている。
ワールドシリーズでの初優勝は1955年だった。それから50年を記念し作られたのが「ブルックリン・ペナントエール55」。当時本拠地だったブルックリンが、ビールの名産地として有名だったからだ。瓶にはドジャーブルーのストライプがデザインされている。
地元から愛されるチーム!悲願の優勝パレードに期待が高まる
本拠地がブルックリンだった頃の球団名はブルックリン・ドジャーズで、1884年に創設。路面電車が多かったブルックリンの住人の呼び名「トローリー・ドジャーズ(路面電車を避ける人達)」から名付けたといわれている。
本拠地がロサンゼルスに移ったのが1958年で、前述のビールが作られたのはその後。つまり、本拠地が変わってもブルックリンの人々に愛されたチームと言える。ちなみに、ロサンゼルスの通なファンはチームを応援する際、親しみを込めて「ダーヤーズ」と呼ぶそうだ。