良血が完全開花
6日に阪神競馬場で第69回大阪杯が行われる。昨年は母の父にハービンジャーを持つベラジオオペラが1着、ハービンジャー産駒のローシャムパークが2着と、切れよりパワータイプの馬が台頭した。
しかし、本来は母系に米血を中心とした、軽いスピードタイプが活躍しているレースだ。昨年は例外とし、今年は再度、米血中心の馬が上位争いすると考える。
注目はシックスペンス。母フィンレイズラッキーチャームは北米GⅠのマディソンS(ダ7F)を勝った実力馬で、Cryptoclearanceの4×3、Danzigの4×4を持ち、よりスピードとパワーを強調した配合になっている。
本馬の父キズナは、ソングライン(22、23年安田記念)やジャスティンミラノ(24年皐月賞)など芝の一流馬を出す一方で、ハギノアレグリアス(24年シリウスS)やサンライズジパング(24年みやこS)とダートの重賞馬も出しており、母系の良さを引き出す種牡馬として活躍している。
父系はもちろん、母系からもGⅠで勝ち負けできる底力を受け継いでいる血統といえる。
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