日本初戦は11/5対ベネズエラ
11月2日(日本時間11月3日)に開幕する野球の国際大会「プレミア12」。グループBは、日本(世界ランキング1位)、チャイニーズ・タイペイ(同4位)、ベネズエラ(同9位)、プエルトリコ(同11位)の総当たり戦。会場は台湾の桃園国際野球場と台中インターコンチネンタル球場。日本時間11月5日、午後6時からの日本対ベネズエラの対決からスタートする。
【プレミア12】グループAの各チームを紹介 MLB149勝投手も参戦
11月2日(日本時間11月3日)に開幕する野球の国際大会「プレミア12」。グループBは、日本(世界ランキング1位)、チャイニーズ・タイペイ(同4位)、ベネズエラ(同9位)、プエルトリコ(同11位)の総当たり戦。会場は台湾の桃園国際野球場と台中インターコンチネンタル球場。日本時間11月5日、午後6時からの日本対ベネズエラの対決からスタートする。
【プレミア12】グループAの各チームを紹介 MLB149勝投手も参戦
グループBオープニングラウンドのホスト国であるチャイニーズ・タイペイ。世界ランキングは日本より低い4位だが、10月20日におこなわれたアジア選手権の決勝では、ドラフト候補らで臨んだ侍ジャパンに勝利。18年ぶりの優勝に輝いた。
プレミア12のロースターの中心は、台湾プロ野球(CPBL)で活躍する選手だが、19年シーズンから日本ハムで活躍する台湾の大王・王柏融や、ロッテの左腕・陳冠宇(チェン・グァンユウ)ら、NPBでプレーする選手も代表入りしている。また、シカゴ・カブス傘下の胡智為や、クリーブランド・インディアンズ傘下の江少慶といったMLBのプロスペクトも名を連ねている。
ちなみに、コーチングスタッフにはヤンキースで2年連続19勝を挙げた王建民がいる。
【チャイニーズ・タイペイ】
世界ランキング4位
監督:洪一中
◎注目選手
・劉致榮(投手/野手)
「台湾の大谷」とも呼ばれる二刀流。今年のアジア選手権では、打率・HR・打点の三冠に輝き、日本との決勝では2回1/3を投げ、1安打無失点、5奪三振。MVPを受賞した。また、大会後にはレッドソックスと契約と報道された。
・胡智為(投手)
メジャーリーグでの登板経験を持つ右腕。タンパベイ・レイズ時代の2016年には、野球専門誌の球団有望株ランキングで5位に入ったこともある。150キロ前後の直球とシンカー、球速差のあるチェンジアップが武器。
侍ジャパンの初戦の相手、ベネズエラ。監督のカルロス・スベロは、ミルウォーキー・ブリュワーズのコーチも務める経験豊富な人物である。「我々の目標は、はっきりしている。プレミア12で優勝してオリンピックに出ることだ」監督に就任した際に、スベロ氏はこう語った。
ロースターには、ベテランと若手が入り混じる。フェリックス・ドゥブロンやヘンダーソン・アルバレス、アンドレス・ブランコといったMLB経験者や、ロッキーズ傘下のプロスペクトであるルイス・カストロなどが選ばれた。
また、ヤクルトでのプレー経験を持つカルロス・リベロや、元広島のミゲル・ソコロビッチも代表入り。リベロは、2018年12月、大谷翔平の同僚だったルイス・バルブエナらが亡くなった死亡事故で同じ車に乗車していた。リベロ自身も心身にダメージを負ったが、一週間後に試合に復帰している。
【ベネズエラ】
世界ランキング9位
監督:カルロス・スベロ
◎注目選手
・フェリックス・ドゥブロン(投手)
ボストン・レッドソックスなどで活躍した左腕。2012年から13年には2年連続で2桁勝利を挙げている。2013年のポストシーズンでは、4試合を投げて防御率1.29。レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献した。
・ヘンダーソン・アルバレス(投手)
2014年マイアミ・マーリンズで12勝を挙げた先発投手。その年の完封数は、ナ・リーグで最多の3回だった。また、2013年にはマーリンズのシーズン最終戦でノーヒット・ノーランを達成した。
世界ランキングこそ11位とグループBのなかで最も低いが、第3回・第4回WBCで2大会連続準優勝と国際大会で結果を残している。
今大会は、ヤディアー・モリーナやフランシスコ・リンドーアのような超一流のメジャーリーガーは招集されていないが、MLBでプレー経験のある選手が6名代表入りした。また、ヤクルトの元投手で2015年には61試合を投げて防御率2.40をマークしたオーランド・ロマンら、日本の野球を知る選手もロースター入りしている。
プエルトリコを率いるのは、フアン・ゴンザレス氏。メジャーリーグでMVPを2回、シルバースラッガー賞を6回獲得するなど、プレーヤーとしても一流だったが、監督としての能力にも長けている。最近では、2018年の中央アメリカ・カリブ海競技大会や今夏におこなわれたパンアメリカ競技大会でプエルトリコを優勝に導いた。
【プエルトリコ】
世界ランキング11位
監督:フアン・ゴンザレス
◎注目選手
・イバン・デヘスースJr.(ユーティリティー)
ドジャースの元トップ有望株。2009年には若手のオールスターであるフューチャーズゲームにも選出されるほどだったが、怪我の影響で期待どおりの活躍をすることはできなかった。父親もカブスなどで活躍した元メジャーリーガー。
・フェルナンド・カブレラ(投手)
MLB通算で132試合に登板したリリーフピッチャー。2013年の第3回WBCにも参加しており、日本との準決勝では9回途中から登板。中田翔と松井稼頭央をピシャリと抑え、侍ジャパンのWBC3連覇を阻止した。
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