関メディベースボール学院の橋本敏投手
高校中退者やドロップアウトした選手を受け入れ、通信科で高校卒業のサポートまでしている関メディベースボール学院(兵庫県西宮市)に最速149キロの剛腕がいる。
橋本敏(はる)投手(18)は和歌山工高を中退し、2020年に関メディの門を叩いた。昨年4月30日のオリックス二軍戦では6回1失点の好投。高いポテンシャルを見せつけた。
「きわどいところをストレートで空振りを取れなくて、ピッチングが難しかった。今の感じではまだ勝負できない。真っすぐのキレをもっと磨きたい」と本人はプロのレベルの高さを痛感したことを明かす。
近鉄、オリックスでプレーした経験を持つ井戸伸年総監督(45)は「ストレートの切れがいい。まだ粗削りなのが魅力でもあり、完成度を高めてプロを目指してほしい」と期待を口にした。
同学院は高野連に加盟していないため、甲子園は目指せない。それでも野球を諦め切れない若者が、元プロの指導者を揃える同学院でハイレベルの指導を受けることで、埋もれかけた才能が花開くこともある。貴重な経験を積んで着実に成長している逸材の今後が楽しみだ。
橋本投手を人気野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」が紹介している。実際の力強い球筋を動画で確認してほしい。
トクサンTV【A&R】
【逸材】高校野球部じゃないのに…149km投げる18歳。
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